節美さんの きものあそび

成人式

このブログをご覧くださっている皆様、すっかり


間があいてしまいまして申し訳ありません。


ひと雨ごとに秋も深まり寒さの増す今日この頃になりました。


着物を着るのにも大変過ごしやすく、また今の時期は


羽織やコートを着ないでお出掛けになる方も多いので


街行く方々の袷(あわせ)の着物と帯の素敵なコーディネート


も目にすることができ、お勉強と目の保養を同時にさせて


いただける私の好きな季節です。


先日、来年1月に成人式を迎えられるお嬢様から当日の着付けの


ご依頼をいただきまして、今からあれこれと帯結びを考える


のが今の楽しみになっています。


昨今の成人式では、髪型からメイク、帯結びにいたるまで、


とてもボリュームがあり華やかになっていますが、皇室の


方々は今でも正式な場で振袖を着用されるときには、


必ず「ふくら雀(すずめ)」という帯結びをなさっています。


※ 「ふくら雀」については、また別の回で詳しくお話させて

  いただきます。


正式といいますと、結婚式などで花嫁さんの白無垢(しろむく)


の下、掛下(かけした)といわれる着物には「文庫(ぶんこ)」


という帯結びをいたします。 ※下記画像参照


節美さんの きものあそび

またお色直しの本振袖には、「立て矢(たてや)」という帯結びが


大変縁起が良いとされています。


成人式の帯結びは、この三種の帯結びを基本にして、アレンジ


を加えていることがほとんどですので、成人式の帯結びをご覧に


なる際には、何が基本になっているのかな、というのをちょっと


想像なさるのもまた一興かと思います。


※下記は「立て矢」のアレンジです。帯結びが斜めにつくのが

  特徴です。


節美さんの きものあそび


長くなりましたが、成人式の帯結びについては、しばらく


特集としてご紹介していきたいと思っています。













毬(まり)

こんにちは


祖母と母の影響で、幼い頃から着物に親しみ、好きが高じて

本格的に着物に関する勉強を始めて約10年。



知識から着付けまで、その奥深さにますます惹かれ、


今では花嫁さんや舞妓さんなどの着付けもできるようになりました。



一生かかっても学びきれないと思いますが、ほんの少しずつ


今まで学んできた中から、着物に関する知識や着付けのポイントなど


少しずつご紹介していけたらと思っています。




画像は「毬」の根付です。


毬は、糸の奏でる色彩の華やかさや、そのころんとした形が


平安の頃より誰からも親しまれてきました。


毬は「大切なひとに愛される女性の象徴」とも言われます。


着物や帯の柄にもよく登場しますが、


いつもその愛らしさに心惹かれます


節美さんの きものあそび-毬の根付

節美さんの きものあそび-毬

毬のような女性になれたら、と願いを込めて。 鈴



きもの事始め

はじめまして。 節美 と申します。チューリップ赤



本日よりブログを始めました。




きもの好きの皆さん、また興味のある方々と、



楽しく交流していくことができましたら幸いです。



どうぞよろしくお願いいたします。



節美さんの きものあそび