成分表示のトリック (2) | アレックス的 アンチエイジングマガジン

成分表示のトリック (2)

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今回は、前回のトピックの続きで、化粧品の成分表示の問題点についてお話します。


【問題1】 配合量(%)の非表示

配合成分は表示されていても、配合量を表示する義務はありません。しかも1%以下は順不同。CoQ10のように最大0.03%しか配合できないのに、1%以下の成分の中で一番上に表示しても構わないわけです。しかもコスメの有効成分はだいたい1%前後。その中で一番上となれば、かなり上位に表示できてしまい、実質的に順番は意味をなしていません。

化粧水など、下手すると95%水です。あと5%のうち3%がBG等の基材で、残りの2%が有効成分などというのもあります。


また、有効成分を配合させて、高価な化粧品に見せかけようとする場合もよくあります。ほとんどの高価な成分の配合を0.0001%(つまりドラム缶に耳かき一杯)でも配合は配合です。しかも1%以下の中では一番上に表示することも可能なのです。


【問題2】 原料の精製度の違いは分からない

レシチン(リン脂質)を例に挙げると、私の使っているものは純度95%以上の非常に高価なもの、通常コスメに使われているものは60%程度のものが多い。残念ながら、成分表示上はレシチンとしか表示されません。

つづく。



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