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ひとりごと みちたりた日々  すきなもの

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今週は 恩師のともこ先生による ボランティアのコンサートへ

そこは、障害をもつ方々も、自由に生演奏に触れてもらえるよう、
エントランスホールでの演奏会でした

クラッシックのコンサート といえば 静寂の中、音に耳を寄せ
静かにその感動を味わう というイメージ

暗黙の了解 という言葉がとても良く似合う世界で
子供の頃からそういうものだと思っていた私

でも、本来、喜びの表現方法は 人それぞれです


生の演奏には 音だけでなく、その場の空気 演奏者の空気
そういう臨場感を 肌で感じることができます

以前、NYのカーネギーホールで 
バイオリニストの五嶋みどりさんのリサイタルへ行った時のこと

30分にも及ぶ現代曲の演奏中、耳に響く不協和音がしばらく続いていると、
多くの聴衆が、頭を掻いたり、耳を触ったりと落ち着かない様子
そしてそれが、後ろの席にどんどん伝染していくのです

これはまさに 音のもつ空気感をダイレクトに受け取った現象

ただ、不思議なのは、その気持ち悪さも、だんだんと慣れてしまい、
そのうち そういう曲の最中でも眠くなってしまうのだから 人間って本当に不思議

さて 恩師の演奏を聞く皆さんは、 突然ピアノの方へ走っていったり、
大きな声を出して手を叩いたり、心の動くままに演奏を感じている様子でした

そんな中でも、曲に集中してその演奏を楽しんでいる先生を見て
演奏者としての誇りや、ピアノを本当に好きな気持ちを感じました

ピアノって いいな


今回のプログラムは また次回に・・・
先日行ってきたのは 高校の頃からの友人が出演するサロンコンサート


お昼の温かい日差しの中 ふらりと集まった方々と一緒に
お茶をいただきながら 素敵なフルートの音を楽しんできた


フルートの楽器や ちょっといいお話 を交えながらも
無伴奏 2本のフルートだけでの演奏は とても濃い時間


ひさしぶりに フルートそのものの音を聴いたように思う



高校生の頃は 毎日のように彼女の音を耳にしていたので
私のなかの 彼女のもつ音のイメージは昔のままだったけれど


10年以上の時を経て  確実に変化したその音色には
あの頃ににはない 寄り添う温かさや  より深まった芯の強さ   
そしてフルートを愛しむ楽しさに溢れていた


演奏を聴いているだけで なかなか会えなかった時間を埋めてくれる
  

その音色から  今とても充実していることを感じられて
とても嬉しい気持ちになった

  

わたしの音はいま  どんな風に聴こえるのかな