1年で変わった“男” | ベストカープラスのブログ

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2016年のF1最終戦、アブダビグランプリが終わりました。

 

昨年は、メルセデスのルイス・ハミルトンが圧倒的な強さでチャンピオンを決めましたが、今年は流れが一変。開幕から波に乗れなかったハミルトンとは対照的に、チームメートのニコ・ロズベルグが開幕4連勝で、スタートダッシュ! 

 

一旦、逆転されたロズベルグでしたが、再逆転に成功。最終戦で、3位以内に入れば自身初チャンピオンという状況で、見事2位表彰台を獲得し、チャンピオンの座を摑みました!!

 

それにしても、今年のロズベルグは昨年とは別人でした。今までは、強引なハミルトンに対して、バトルの場面で少し引いてしまう場面も見られましたが、今年は

 

「オマエが強引に来るなら、たとえぶつかったとしても道は譲らん!」

 

と言わんばかりの強気のファイト。実際、ロズベルグとハミルトンは2度も同士討ちを演じました。

 

自分を変えて、チャンスをモノにして王者になったロズベルグ、来年はハミルトンとどんなチームメート関係を築くのか?

 

過去を振り返れば、セナ・プロスト、アロンソ・ハミルトンなどなど、チームメート同士でチャンピオンを争った“コンビ”は、いずれも長続きせず。どちらかが先にチームを去っています。

 

ちなみに過去、チャンピオン経験者がチームにいて、それ以外のドライバーがチャンピオンになった例は、かなり少ないです。1985年以降でいうと、ニキ・ラウダとチームメートだった若き日のアラン・プロストや、そのプロストがチャンピオンを獲得した後に、マクラーレンにやってきたアイルトン・セナぐらい。

 

さて、チャンピオンになったロズベルグとチャンピオン経験者のハミルトンは、来年同じチームでどんな力関係になるのでしょうか?

 

 

(髙瀬)