クロックスを生まれて初めて買った。今更クロックスの話し…と思われるかもしれないが、2012年に買った数少ない娯楽作品以外のモノで、最も満足したものがクロックスでした。そしてそれはとてもいい買い物でした。王道のベストセラーモデル、CrocswattVent。

[クロックス] Crocs Crocswatt Vent/CROCS(クロックス)
¥4,980
Amazon.co.jp

クロックスが日本にやってきて一斉を風靡した頃、個人的に世の中で流行っているものに対して斜に構えてしまう性格上「みんなクロックス履いてて気持ち悪い!絶対に履くもんか!」と決意し無視を決め込んでいました。社会現象となりエスカレーターに張り紙が出され、日本の町並みをより一層ゴチャゴチャとしたものにする助けを果たしてからしばらくの時間が経ちました。

2012年の春頃に、衣替えの季節にデパートでお客さんも少ないクロックスショップ前を通りかかり、つい手が出てしまいました。正直ずっと欲しかったんです、買ってみたかったんです。履きやすそうだし、とはいえ穴がたくさん空いたモデルはモロに「クロックス」と主張していたのがあまり好きではなく、ツルッとシェルのように足全体を隠して包み込むものはそうでもないかなと思い選びました。

何が便利かというと、とにかく気楽に素足で履ける、洗える、足もとが蒸れないこと。クロックスショップで店員と話していた時、これは屋内用のモデルで、本来は靴下を履きながら今では病院等で主に使われてると聞きました。ですが、基本的に裸足で利用しています。

裸足で履く理由に快適性もありますが、クロックスの「クロスライト」と呼ばれる柔らかいシリコンのような素材が地面を今まで感じたことが無いレベルに足もとに伝えてくれる事があります。しっかりと地面を踏んでいる感触が心地いい。これは特に夏に直島や犬島などの瀬戸内海の島を旅した時に感じました。海でも山でもそのまま履いたままどこへでもしっかり足は守られている安心感を持ちながら、気にせず行ける。

今年のTOKYO IDOL FESTIVALという、毎年2日間、夜を通してほぼぶっ続けに渡ってお台場で行われるアイドルフェスでも大活躍。アスファルトも、芝生も、タイル張りの屋上でジャンプしようが全力ダッシュをしようが、暑さのあまり各所で撒かれている水や突然の雨を浴びようが、群衆の中踏まれようがまったくビクともせず36時間以上を戦い抜きました。これには正直驚きました、スニーカーでもハードな環境でもビクともしませんでした。


個人的に1番好きなのは夏の雨の日にこれを履くことです。足もとが濡れる事を気にしなくていいのがお気に入りです。雨水が横の穴から入ってひんやりとぷちゃぷちゃするのが気持ちいいです。ずぶずぶに濡れたいという時は、かかとの底がスポッと抜ける仕様になっているので、そのパーツを外してもいいでしょう。子ども頃大好きだったあの雨も、今では大事な革靴やスーツが汚れるという事が最大の理由に嫌煙するようになりました。昔はもっと雨の音も香りもぴちゃぴちゃとした音も好きだったのに。そんな童心を思い出させてくれる一足でもあります。

機能性、快適性、自由度、値ごろ感、どれをとっても足りないところが思いつきません。足りなかったのは、自分の流行りモノに対する斜に構えた先入観を捨てる勇気だけでした。きっと今年の夏も、最大限に活躍してくれることでしょう。

ガリバー
アイドルオタク
今年から「アイドルビジネス論2013・吉田豪×JJ小野」というトークライブシリーズの主催・司会をしています。第2回は「アイドルと音楽」をテーマに4月11日新宿LOFTにて行います、ぜひタイトルに惹かれたという方はお越し下さい。詳しくは
→ http://tackk.com/idolbiz2

Twitter ID: @gulliverdj
http://flavors.me/gulliverdj
http://gulliverdj.exblog.jp