【出口のない海】
久々に、本読んで泣くかと思った・・
第二次世界大戦での日本の最終兵器「回天」のお話。
回天とは、人間魚雷のこと。
野球少年の主人公が徴兵されて、回天の乗組員に志願します。
どうして志願したのかは、あえて書きませんけど。
出撃=自分の死ですから、もう極限状態での心の葛藤が哀しいです。
帯で知ったのですが去年映画化されてるんですね。
だから今回1つの失敗は、主人公の並木青年を「市川海老蔵イメージ」で読んでしまったこと。
自分で読みながらイメージ作りたいから、映画化やドラマ化された俳優さんのイメージで読んでしまうのがあまり好きじゃないんです。
しかも最後の方は「サトエリと破局・・」とか余計なことも考えてしまったし。
【半落ち 】も読んでる途中で映画化されることを知って途中から寺尾聡になってしまったし、【終戦のローレライ 】もこれまた読んでる途中で映画化ニュースが出て妻夫木聡になってしまったし。
その俳優さんが「好き・好きではない」は全く別の話で、自分が作ってきた主人公のイメージと絶対一緒!というのはありえないからちょっと壊れちゃうんですよね。
ま、もっと早く読めってことですけど。
買いだめしてる本が山積みなので、そうもいかず。
横山 秀夫 出口のない海