空腹でフラフラになりながら士林夜市の最寄り駅「劍潭(ジエンタン)」で地元の友達カポーと待ち合わせ。
のはずが、10分20分過ぎても現れないじゃないかーっぷーー

アタクシもたいがい遅刻魔だけど、初対面の人との待ち合わせには(ギリギリに着くことはあっても)遅れないよ!
っつーことで、待たされるのも嫌いだし(←超自分勝手ハロウィン)、こちとら朝からロクなもの食べてないから、お腹が空いて死にそうなのだ。
立っているのがしんどいくらい、スタミナ切れなのだよ。


「ひょっとして待ち合わせ場所を間違えているんじゃないか?」とか

「そもそもお互いの顔もよく分からないのに、こんな人ごみの中で見分けられるのか?」とか、

「も~、お腹が空いたし、時間がもったいないから先に行ってるってのはどうよ?」などと、ブツブツ文句を言っていたら、30分遅れくらいでやってきました。
どうやらバイクを停める場所が見つからなかったらしい・・・・


人間、お腹が空くと怒りっぽくなって困るわね不機嫌


とりあえず彼らのおススメのお店目指して歩きます。

士林夜市には2,3回来たことあるけど、歩行者天国になっているメイン通りではなく、夜市の美食街でもない大通りを突き進みます。

「何のお店?」

「ヤートウ。」

「ヤートウ・・・ってさ、鴨のヤーに頭のトウっていう字しか思いつかないんだけど。」

「確かに発音は鴨頭(ヤートウ)で合ってると思う。」

「鴨の頭って、まさかのゲテモノ料理かっ!?」

びくびくしていたら、

「ここ、ここ。このお店は美味しいよ。」

確かに10人くらいの行列ができている。地元の人に人気があるようだ。

東山鴨頭。

東山鴨頭(ドンシャンヤートウ)

まさに(中国語ではアヒル)のじゃないかーっ。

「アタマだけじゃなくて舌とか首(脖子)とか、なかなか強烈なのが並んでいるな。」

東山鴨頭。

こちらのコーナーは鶏の羽とか鴨の足とか(心臓ってのもあるけど)、油揚げみたいなヤツとか、日本人にもおなじみの部位があって一安心だ。

好きな食材を選んでカゴに入れると、

東山鴨頭。

おじさんが食べやすい大きさに切ってくれます。

「辛い粉をかけるかどうか」聞いてくれるので、辛いモノ苦手なウチラは「辛い粉ナシ」にしました。

でもさ、まな板に辛い粉けっこう着いちゃってるからさ~

粉ナシでもそこそこ辛いじゃんカルシファー

切った肉片をビニール袋に入れてテイクアウト仕様になっているのを、串に刺して食べながら歩く。
ピリっと辛いけど、鶏肉やらアヒル肉はこんがりしていて美味しいぞ。


しかしながら、骨はあるし、何しろ食べにくいったらありゃしない。
これは食べ歩きには不向きかも。
ホテルに持って帰って、ビールでも飲みながらバリバリ食べるのが最良の食べ方なんじゃない?
日本人のおばちゃんには食べ歩きは難易度高いようだ。
これだけ夜市を徘徊していて改めて気がついたけど、アタクシ達、どうもゆっくり座ってじゃないと食事ができない体質っぽい。


夜市と言えば、射的などのちょっとしたゲームで遊ぶのも醍醐味です。

射的。


彼女、なんとパーフェクトで命中。

「えっ!?すごいじゃん!プロ?プロなの?」

景品のぬいぐるみをアタクシにプレゼントしてくれました。
ありがとうsei

「スミマセン。ウチラ、お腹空いてるんで適当に食べてもいいですかね?」

ということで、美食区入口付近にあった(ちゃんと座席がある)お店で食べることにしました。

忠誠號(士林夜市)

忠誠號っていうお店。
空席待ちになるくらい混んでいたから美味しいかもしれない。


忠誠號の牡蠣オムレツ。


牡蠣オムレツに。

忠誠號の臭豆腐と魯肉飯。


揚げ臭豆腐に魯肉飯。

クセのない味でどれも平均的に美味しかった。
臭豆腐は辛い汁入りのヤツしか食べたことなかったけど、揚げてあるヤツもなかなかイケるじゃんぐぅ~
甘辛いタレとパクチーがよく合う。


いい感じにお腹も満たされて、スタミナが回復したところで、士林夜市のお目当てのパイナップルケーキ屋さんを探すよ。
天然素材にこだわったパイナポケーキを作っている「噹娜娜」(ダンナナ)っていうお店が士林夜市内にあるらしいんだよね~

色々な人に聞いて、ぐるぐると探し回ってようやく発見した。

とても優しくて物腰の柔らかい奥様が椅子をすすめてくださって試食をさせてくれました。

噹娜娜パイナップルケーキ店。

お茶(ウーロン茶)まで淹れてもらっちゃった。
お目当ての「マンゴーパイナップルケーキ」(←すごい組み合わせじゃない?これ)
は在庫がなくて、プレーンと全麦のパイナポケーキを買って帰りました。

パイナップルケーキ食べ比べはまた後日まとめてやるよ~パイナップル


食後にちょっとしたスイーツまで満喫したアタクシは、パイナポケーキの箱を抱いてホテルへ戻ったのでありました。
若い2人にもお付き合いいただき感謝。
お土産に日本から持参した「チョーヤの梅酒」がお気に召したようで、良かったワ。
彼女、確かまだ10代じゃなかったかしら?(台湾は確か18歳から飲めると聞く)
それなのに酒の違いの分かる酒豪らしい。
ちなみに中村俊輔似の彼とは日本語教室で出会ったそうな。(せっかく日本人がやって来たのだから、もっといっぱいしゃべってくれたら良かったのに・・・日本


教えてもらった「東山鴨頭」。
今度はテイクアウトして、ビールのおつまみとしてゆっくり味わいたいですビール

士林夜市には久しぶりに行ったけど、やっぱりアタクシは饒河街(ラオハージエ)夜市のほうが好きだな~
あのオジサマの潤餅(ルンビン)も食べたいしなぁ・・・