先日、愛犬の散歩をしていてぼーっとしていたら

 

 

高校時代のある同級生のことを思い出しました。

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 I君という同級生です。

 

 

I君とは高校1年のとき同じクラスだったのですが

  

ずば抜けて成績が良く、毎回のテストでぶっちぎりで学年1位でした。

 


顔はムーミンやアンパンマンのカバ男くんに似てはりました(^^)



 

そしてセンター試験も800点満点中780点位の驚異の高得点で

 

 

センターリサーチでももちろん東大合格A判定。

 

 

 

東大理Ⅲ(医学部)や京大医学部にも現役で受かるだろうと言われていました。




地方の公立高校では異例のすごいことで


10年に1人の逸材だと言われてました。

 

 

けどI君が受験したのは東大理Ⅰ(工学部系)。

 

 

 

もちろん余裕で東大理Ⅰに前期で現役合格しはりました。

 

 

 

予想通りの結果です。

 

 

 

 

ですが、彼は東大の合格手続きには行かず、

 

 

地元、九州大学の後期試験を受験。

 

 

 

 

つまり東大合格を蹴ったのです。

 

 

 

同級生みんな、

 

 

「えー!!なんで???」

 

 

 

学校の先生たちも

 

 

「東大蹴るなんて前代未聞」と言ってはるくらい。

 

 

 

 

でも、思慮深い彼にとっては

 

 

自分の大事なものを把握した上での揺るぎない選択だったのです。

 

 

 

 

東大を蹴ったその理由、それは

 

 

受験のため上京して東京で数日過ごしてみて

 

この大都会では4年間過ごしたくないと思ったから

 

 

ただ一つだそうです。

 

 

 

大学には校風とか個性があり、合う、合わないがあるから

 

 

一概にこの大学が良い悪い、とは言えません。

 

 

 

 

ですがやはり一般的には東大を蹴るなんてありえないと、

 

 

当時の学校の先生や同級生のほどんどが考えていました。

 

 

 

 

 

I君本人にとっては、そんなことは自分の人生の中でさほど重要なことでなく、

 

 

自分がいかに快適に心地よく学生生活を送ることができるか

 

 

それが最重要事項だったのです。

 

 

 

 

それまでもI君のことは賢いなあ、すごいなあと思っていましたが、

 

 

I君のその選択を聞いて、いっそうI君を尊敬しました。

 

 

 

 

その選択を尊重された親御さんも素晴らしいなあと思います。

 

 

 

 

学校の先生たちは数人がかりで最後までI君を説得しようとしたそうですが(笑)

 

 

周りの大人や世間の常識に振り回されず

 

 

18歳にして自分の大事なものを自分の感性と理性に照らし合わせて

 

 

自分の頭で考えて決断できるカバ男くん似のI君がかっこよく見えました。

 

 

 

 

自分にとっての幸せなんて、当の本人が決めること。

 

 

世間の考える幸せが必ずしも自分の幸せに合致する必要もなく、

 

 

本当に自分が心地よく幸せと思える感性を

 

 

子どもの頃から会得していることが

 

 

自分の足で人生を力強く歩める推進力になる。

 

 

 

そのためには子どもの頃から

 


自分は何が好きで何に興味関心があるのかを

 

 

つぶさに観察して掘り下げていくことが大事です。

 

 

 

その感性は一朝一夕には身に付けることができないから。

 

 

子どものうちからたくさんの経験をしたり本を読んだり

 

 

映画を見たりいろんな大人に会ったりして

 

 

理屈抜きに自分の心が惹かれるもの、

 

 

なんとなく気になるものにアンテナを立てて

 

 

発見していく作業の蓄積だと感じています。

 

 

 

そんなことをI君のエピソードから思い出させてもらいました。



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