セラミックプレートについて
白磁のセラミックプレートにはチャイナペイト、転写紙絵付け焼成が出来ます。

■ミラーは 白磁のセラミックプレートと強化ガラスの鏡で構成されます。

・ 鏡の背面には両面テープが装着され、セラミックプレートに簡単に貼付け出来ます。

■名刺入れはセラミックプレートを付属の両面テープで貼り着けます。

 

【転写紙の貼り方と絵付け、焼成上の注意点】

セラムミラーのセラミックスプレートは、緻密なアルミナ質の材料で 1,400 度以上の高温で焼成して製造されていますので、通常の焼成温度 800 -780 度の焼成により割れたり曲がったりすることはありません。以下に作業上の注意点を記載します。

 

 焼成温度は転写紙や顔料の要求仕様に応じてください。

 最初にセラミックスプレートをきれいに水洗い、またはクリーナーで綺麗にふいてください。

 表面の汚れや、乾燥不十分、転写紙の乾燥不十分が、焼成後の気泡や縮れになることがありますので注意してください。

 顔料絵付けの書き汚しや、下書きは完全にふき取ってください。

書き残しの色が焼成後残ることがあります。

釉薬がないので顔料はセラミックプレート内部に浸透することがありますのでご留意ください。

 セラミックプレートに表裏はありませんが、触って滑らかな面をお使いください。

・転写紙を水につけたらすぐにプレートに貼ると綺麗に晴れます。長時間水につけていますと転写紙の糊が取れ、プレートにうまく貼り着かないことがあります。

・黒のベタ貼り転写紙は艶が出にくいです。艶を出したい場合はトップコート転写紙を貼って焼成後上に重ねると艶がでます。または1度焼成した転写紙の上にトップコート転写紙を貼って焼成すと艶がでます。

・転写紙の種類、顔料、電気炉内の温度、炉内の環境によって重ね貼りをしたときに縮れてしまう場合があります。重ね貼りのときは2度焼成の方が失敗が少ないです。

・転写紙の種類、顔料によってはカバーコートの上に重ね貼りをすると上にのせた転写紙の色が薄くなる場合があります。

・転写紙の上に重ね貼りをするときは重ねる転写紙のカバーコートをぎりぎりまでカットした方が綺麗に仕上がります。

・転写紙の種類、顔料によってはカバーコートの淵の跡が残る場合があります。

・焼成する際は焼成ラック、または支柱の上にのせて焼成すると
プレート全体に温度が回り綺麗に仕上がります。
直接天板に平置きをすると
セラミックプレートに限らず大きな平の白磁や陶板などの白磁と天板(棚板)の熱回りのスピードが違うため、温度差、熱ムラが生じ、カバーコートの跡が残ったり重ね貼りをした際に色が綺麗に発色しなかったり、縮れがおこる場合があります。そのため支柱やラックにのせて焼成することをおすすめします。)
・ブライト金、プラチナの転写紙は色が飛んだり、ヒビが入ったりしやすいので向いておりません。
(仕上がりもマットぽくなります。)
・ブラックの転写紙はかなりマットに仕上がります。ツヤをだしたい場合はトップコート転写紙を貼って1回焼成してから
再度転写紙を貼って焼成するとツヤがでます。




【セラミックプレートと鏡の上手な貼り方】

両面テープは超強力なので失敗は許されません。はがすことはできませんので慎重に作業してください。

 

 白磁セラミックプレートに絵付け、焼成します。

 まず両面テープをはがさずに以下の手順を試してから本番にいってください。

 鏡の裏面の両面テープをはがします。

 机の上にプレートと鏡の底面をそろえ、左右から指で挟みます。

 ずれない様に 2 枚をゆっくりと重ねてください。

・ 重ねたら両者を指で押しつけてしっかりと接着させてください。

・焼鏡面のビニールシートをはがして完成です。

・ 強化ガラスといえどもガラスです。割れることもあります。取り扱いには注意してください。

・ カバンなどに入れて持ち運ぶ場合、強い曲げの力がかからないよう

に注意してください。割れることがあります。

・ 割れた鏡を処理する場合は、手袋などをして手を切らないようにご注意ください。

・ 絵付け面が汚れたら濡れた布でふき取るか、水洗いしてください。

・ 鏡面が汚れた場合は柔らかい布でふき取ってください。

 

【名刺ケースとセラミックプレートの上手な貼り方】

両面テープは超強力なので失敗は許されません。はがすことはできませんので慎重に作業してください。

 

 白磁セラミックプレートに絵付け、焼成します。

まず両面テープの片面剥離しをはがし、名刺ケースの表面にはります貼ります。

もう片方の剥離紙をはがし、セラミックプレートと合わせます。

重ねたら両者を指で押しつけてしっかりと接着させてください。