◆放送大学 心理学概論 第3章「発達についての心理学」より◆

⑥E.エリクソンの発達漸成論
 
①基本的信頼感
 子どもが養育者との間に強い情緒的絆を形成する中で、自分が他者から愛され、大切にされているのだという感覚を身につけることを言う。
 それに失敗すると、誰かに裏切られたり、見捨てられたりするのではないかという不信感を常に拭い去れないままになる。

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第1段階 乳児期 信頼 対 不信

 子ども「お腹が空いた」
  信頼 「泣いたら、ミルクを与えてくれる」
  不信 「泣いても、ミルクをくれない」

このようなことを何度も繰り返しながら基本的信頼感を見につけていく。

親との関わりの中で「基本的信頼感」を獲得する。

逆に、それを得ることができないと「不信」につながってしまいます。
人を信じられない、自分も信じられない。

乳児期に「依存」を十分に経験すれば、それ以降、必要以上の「依存」を必要としない。
逆に、「依存」を十分に経験できなかった場合は、大きくなってからも「依存」の傾向が強くなる。
極端な例を挙げると、乳児期の「依存」が足りなかった為に「不信感」を溜め込み、親離れ(自立)ができなくなったり自分の気持ちの整理ができなくなったりすることで、ひきこもりになってしまうこともあるのです。

それ程、乳児期の「基本的信頼感」の獲得は大切だということです。


<感想>
親密な人間関係が築けないと悩んでいる場合には この時期に信頼関係を築けなかったからかもしれない。
でも、そう気づけることで学びとなり、次のステップに進めるのだと思う。


※心理学勉強中のブログですので、情報不足・信頼性は低いと思います。
この情報をもとにさらにご自分で調べられてください。