皆さま、こんばんは!
ご無沙汰していました。
最近とても忙しかったのですが、ひと段落したので、
忘れる前にブログに残しておきたいと思います!
この度、4月20日と21日に上海バレエ団のメルボルン公演、白鳥の湖にて、オデットとオディールでゲスト出演してきました!
自分のバレエ団じゃないバレエ団で全幕の主役を務めるのは初めての経験。
そして、パートナーは、いつも踊り慣れている私の婚約者チェンではなく、
上海バレエ団のリードプリンシパルのタイガーさん。
彼はチェンより少し背が高く、いつも背の高い女性を相手しているそうです。
私とのリハーサルのために、上海バレエ団の芸術監督リリィさんと2人で、他のダンサーさんより早めに中国からメルボルンにきてくれました。
私もシドニー公演中でしたが、少しお休みをいただいて、メルボルンにリハーサルのために戻りました。
実質タイガーさんと合わせられたのは日、月、火の3日間。
3日間で、白鳥と黒鳥のリハーサルをして、水曜日に劇場でのドレスリハーサルに挑みました。
振り付けはとても古典の白鳥の湖バージョンですが、
私がオーストラリアバレエ団で去年踊った古典バージョンの白鳥の湖と
細かなことが少し違って、手のつけ方だったり、音の取り方だったり、
そういう細かなところを覚えるのがとても大変でしたが、
頭をフル回転してなんとかドレスリハーサルの日までには間に合いました!
いざ、劇場でドレスリハーサルの日。
衣装をつけて本番通り!の予定だったのですが、
まさかの舞台の床の状況がいつもと違って(いつもより固めの床でした。)、
親指の皮が3幕の終わりかけで、べろーってむけちゃいました。。。
4幕に入ってからは、ポワント立つこともままならずに、
手と顔とスペーシングの確認のみし、4幕を終えました。
4幕を終えてからポワントを脱ぐと血だらけの足の指はジンジンするわで、
なんでこのタイミング!?と思うしかありませんでした。
そして迎えた、オープニングナイト当日。
セカンドスキンズや、テーピングをぐるぐる巻きにして、
痛み止めを飲んで、舞台に挑みました。
アドレナリンのせいか、舞台上にでてしまうと痛みを全く感じませんでした。
ある意味職業病?笑
でも、舞台の袖にはけると歩けないくらいの痛み!!!
どうやって、全幕を踊りきったか分からないくらい、
自分の体のミラクルにびっくりしています。
タイガーさんともいいパートナーシップを組めて、もっと踊れたらいいなぁ。と思う矢先に、さようなら。です。
また、いつか彼と踊れる日が来るといいなと思っています。
上海バレエ団はとても大きなカンパニーでダンサーさん、皆とても一生懸命働いていました。
他のバレエ団にいくと、色々新しい発見などがあるので、とてもいい経験になりました。
またアーティストとして、一歩成長できた気がします。
さぁ、明日からオーストラリアバレエ団のくるみ割り人形シーズンに向けてリハーサルが始まります。
身体をあまり休めている時間はありませんが、笑
頑張りたいと思います!
それでは