12月に入って国のがん対策を加速化するプランが新しくまとまり、公表されています。

ポイントは3つです。厚生労働省のホームページで見ることができますので、ぜひ一読してほしいと思います。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000106059.pdf

一つは、がんの予防によって、「避けられるがんを防ぐこと」。

二つ目は、がん治療や研究を推進し、「がんによる死亡者数の減少」につなげていくこと。

三つ目に、私たちビーハピィ・ジャパンが最も力を入れている就労支援や緩和ケアなど、がん患者に対する総合的な支援や正しい情報の提供などによって、「がんと共に生きる」ことを可能にする社会を築くことです。

特に、これまでバリバリと働いていた患者さんが、がんになったことだけをもって辞職をうながされたり、解雇されたりすることがないよう、企業向けガイドラインを作ることにしています。

また、治療に伴う副作用・後遺症に悩む患者さんも増えています。

しびれや脱毛、皮膚障害など薬物療法に関連した悩みや子宮がん患者のリンパ浮腫による症状に悩む人も少なくありません。

手術や化学療法によって、がんをやっつける医療から、後遺症やさまざまな苦痛を軽減する社会的な取り組みの充実が求められています。