こんにちは!
抜け毛の季節ですねー
ポコの毛玉でヅラを作ってみました。
玉ねぎ
リーゼント
いやー、突っ張ってますね。笑
いい顔だ。
昨日の続きです☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
転院先に到着
手術待合室にでしばらく待機。
看護士さんに呼ばれ向かうと担当してくださるDrはとても若い先生でした。
この方がきっと命を助けてくれる…
どうかどうかお願いします…
祈るような気持ちで見つめていたと思います。
転院前の病院で言われたこととほぼ同じお話、それプラス色んな合併症やリスクの説明を受けました。
ものすごく怖い話ばかりでどんどん絶望的な気持ちに…でもこの手術を受けなければ命はない…
迷ってる暇はないんだ…しっかりしないと…
それはそれは沢山の同意書にサインをして…
抱っこ紐が疲れたしまった次男は動くしでなかなか書けない…
1秒でも急がなきゃ…
やっとの思いで書き終えると先生が
「最善を尽くします。」と出ていかれました。
ドラマの中で聞いたようなセリフだけど自分がこんなにも早くに
この言葉をかけられる日が来るなんて。
のほほんと暮らしていた昨日までからは想像もできない現実でした。
そうこうしているうちに家族ぐるみで昔から仲良くしている友人が駆けつけてくれました。
というのも私が海での様子をSNSにアップしているのを見て、うちも行きたい~とちょうど連絡をくれていたので藁にもすがる思いで事情を説明していたのです。
彼女は子供3人(4歳、2歳、0歳)抱えて飛んできてくれました。
お昼ごはん食べてないでしょ?とおにぎりも沢山…
そして私を抱きしめてくれました。
「何でこんなことに…」
泣きましたね…本当に絶望しかなくて…
そこで看護師さんが来て
「ご主人向かわれますので声を掛けてあげてください。」と言われたので子供を連れて向かいました。
「子供さんは入れないんですが…」
そう言っていましたが、確認してくれ子供たちもパパを見送れることに。
2人の顔には大きすぎるマスクをかけてもらい、特に次男坊なんて目がかろうじて見えてるくらい。
上の子は特に得体のしれない恐怖や不安があったでしょうが「パパ頑張ってね。」
と声を掛けてくれました。
パパはお兄さんが亡くなった状況も踏まえ
「できる治療は何でもしてほしい。足を切っても構わないから…絶対生きるから…」と。
私も詳しくないので説明が間違っているかもしれませんが、お兄さんは血管が右足付け根まで裂け
血液が回らない状態が長く続き、そこから毒素のようなものが全身に回ってしまったようで、足を切断したらもしかしたら回復するかも?という状況だったんです。
しかしそれも延命に近く、家族で話し合った結果切断は断念したのです…
パパはお兄さんが亡くなった後、その事をずっと自問自答していました。
後先考えず、切断していたらもしかしたら命だけは助かっていたかも…
お兄さんはもしかしたら足を切ってでも生きたかったかもしれない…
まさかその状況と全く同じことが自分に降りかかるなんて夢にも思わなかったでしょう。
そう伝え見送りました。
もしかしたらこれが最後の会話になるかもしれない…
家族4人での最後の時間になるかもしれない…
不謹慎ながらもそう思いました。
子供たちは友人がそのまま連れて帰ってくれ、一晩預かってくれました。
思わぬお泊り会に2人は大喜び。
友人には本当にどんなに感謝しても足りません。
続きます。
「今日は長かったにゃ」
どこで話を区切るかって難しいですよね
やっとの思いで到着した病院
ポコパパの職場近くの大きな病院です。
職場の上司、後輩1人ずつ一緒に来てくれたようで救急の受付に立っていてくれました。
救急の初療室に入ると、ストレッチャーに乗ったポコパパ。
先生の言った通り意識はあり、会話できて…
良かった…喋れるなら大丈夫…そんなことを思っているうちに先生に呼ばれ病状を説明されました。
多分CT画像だったんだと思います。
「ご主人ですが…大動脈解離です。心臓から右足の付け根まで血管が裂けている状態です。」
ここまで聞いて、画像を見てようやく状況を理解できました。
ポコパパのお兄さんも同じように大動脈解離で右太ももの付け根まで裂け即死こそ免れたものの手術や治療の甲斐なくあっという間に亡くなってしまった…
あの病気と同じなんだ…ポコパパも同じようになるの?
涙が止まりませんでした。
次男坊はまだ抱っこ紐、無邪気に笑っています。
おちびは…そんな私の様子を見て自分だって不安だっただろうにずっと私の肩をトントンと励ますように叩いてくれていました…
「今すぐ手術をしたいのですが、当院は今別の緊急手術をしておりまして…
他院へ行ってもらうことになります。」
え…1分1秒を争うのに転院なんて…その間にも病態はどんどん悪化してしまうよね…
そうは思ってもできないものはできない…
搬送された病院で手術ができる、できないでも命の選別になってしまうんだと思います。
搬送される時間帯、専門の先生がいるかどうかでも…
転院先は自宅から車で20分ほどの大きな病院に決まりました。
ポコパパの着ていた衣類がビニール袋に入れられており、渡されたとき…
まるでそれが遺品のように感じてしまい不安が込み上げたことを覚えています。
ポコパパが救急車に乗り込み、そのあとを車で追いました。
1分1秒を争う割に、緊急走行はしてくれないんだな…
歯がゆい気持ちを抑えながら救急車を見つめていました。
「恥ずかしいところ撮るにゃー!」
「ぺろりん」
❤︎