<個人面接>
[形式]
1対1、もしくは多(2~4)対1 ですね。この辺は、各自治体の教員採用試験によって違いがあります。
[内容]
個人面接では、自分の長所、短所、学生時代に熱心に取り組んだこと、尊敬する人物、などなど、一般の就職活動で質問される内容については、準備が必要です。
最近は、教員採用試験に特有の、教師という職業に関する質問が多いですね。
あなたという人間を知りながら、教師としての資質を判断したいというのが試験官の本音でしょう。判断する方としては、試験時間は短すぎますからね。
(例)
・あなたが教師を目指したきっかけは?
⇒志望理由(動機)
・どのような教師を目指していますか?
⇒目指す教師像
・●●のような児童がいたら、どのように対応しますか?
⇒児童の発言や行動への対応の仕方
・●●のような保護者がいたら、どのように対応しますか?
⇒保護者対応の仕方
・最近、話題となっている●●について、どう考えますか?
⇒教育に関する時事問題への考え
・自分の学級で●●が判明したら、あなたはどう行動しますか?
⇒問題行動への対応(いじめ・暴力・物をこわす など)
・自己アピールをしてください
⇒限られた時間で、まとまった発言ができるか。
[対策]
まずは、元気よく、はきはきと答えることです。面接にのぞむ態度も見られています。
そして、きちんと質問の意図を理解して、答えることです。求められていないことを答えても、マイナス要素にしかなりません。
さて、教員採用試験の個人面接で質問される内容は、大きく分けると
あなた自身のこと
教師としてのあなたの対応力
の2つです。
「あなた自身のこと」 については、
十分に自己分析(自分を見つめなおす)し、対策を立てましょう。伝え方しだいですが、あなたが経験したこと全てが面接の武器になります。
また、どんな質問にも、具体例 と 「教師として活かせますよ!」というアピールを必ずいれましょう。
例えば、長所を聞かれて、
「苦手な事にも、一生懸命 取り組めることです」
だけでは、印象が弱いです。
具体例
「私は、学生時代、パソコンが苦手だったので、積極的に大学でパソコンの授業を受けました。授業だけでなく、本やインターネットでも学び、WordやExcelでレポートを作れるようになりました。」
アピール
「この長所は、初めてのことばかりとなる仕事で、教師としての私を成長させる大きな原動力になると考えています。」
このように、具体例をいれることで説得力が増し、アピールすることで期待感が増します。
もちろん、パソコンができます ということを直接的にアピールすることも考えられます。ただし、時間が限られているので、その辺の調整が必要となります。
上記の例でいえば、レポートが作れるようになった ということで「パソコンは使えるのだな」と認めてもらえると考えて良いでしょう。
教師としての対応力 についての質問には、
様々なケースを調べ、想像し、自分の対処法を考えておくべきです。
特に、最近、メディアで話題となっていることは要チェックです。
そして、これを覚えておいてください。
子どもへの対応で、完璧なものなど存在しない。
当然、現場の教師も試行錯誤を続けながら、対応している。
つまり、あなたに問われていることは、「正解」ではなく、1つでも対応策を考えているかということです。
教師を目指しているのに、教師として対応が迫られる場面について無策ではいけません。
とは言いつつも、その対応策は何でもいい というわけではありません。
外してはいけないポイントがあります。
●道徳的に間違っていない方法(言葉)であること
⇒一般常識的に良いとされない方法(言葉)ではダメ
●独善的になっていないこと
⇒相手(児童・保護者)の話をきちんと聞いて対応しているかということ
●一番、大切にすべき、守るべき存在を意識していること
⇒もちろん、子どもです。模範的な子、悪いことをしてしまった子、全ての子どもです
あなたが考えている答え(対応)を、ぜひもう一度、見直してみてください。
あなたのすばらしい魅力が伝わり、合格することを祈っています!
教員採用試験はもちろん、教師となる準備は足りていますか?
教師という仕事を具体的に知っておくことで、1年目~5年目の成長速度が全く違ってきます。
教師を目指している方、若手の先生方へ、個別のサポートを行っております。
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