雨の日の休み時間こそ、学級の状態を確かめるチャンスだ!! | 小学校の先生~なるまで、なったあと~

小学校の先生~なるまで、なったあと~

小学校教師応援ブログ
お届けします!
○小学校の先生を目指す方が知っておくべき大切な情報を!!
○現職の小学校の先生にとって、日々の仕事に役立つ情報を!!!

問題です。

 

ツ○ヤのレンタルフロアにある視聴コーナー。体を上下に揺さぶりながらノリノリでCDを聞いてる年配の方を見て、、、「なぜ?」 と思ったのは誰?

 

 

【答え】 私です。

何かにハマるって、すばらしいことですよね。私は「クレイジージャーニー」にハマってます。

 

 

【今日のテーマ】

雨の日こそ、ふだんの学級経営が表れる

 

子どもはエネルギーのかたまりです。晴れの日だろうが雨の日だろうが、授業中だろうが休み時間だろうが、健康である限りはエネルギーを発散したいのです。

 

晴れの日は、外で体を動かすことで発散することができます。

 

問題は、雨の日ですね。。。

 

 

子どもが大好き休み時間 雨の日と晴れの日の違いとは

 

【晴れの日】

・外で遊ぶ子が多く、教室で過ごす子は少ない

→最近は、子どもの体力低下が注目されていることもあって、休み時間には外で体を動かそうと声をかける学校が多い

 

・校庭が使える分、子どもが分散される

 

・いつも通りの過ごし方 というパターン化が起こりやすい

 

【雨の日】

・過ごす場所が限定される

→ほとんどの子が教室か廊下で過ごす

 

・図書館は大混雑で落ち着いて過ごせない

 

・子どもが密集する分、晴れの日には起こりづらいトラブルが起こる

 

・子どもは何かできることを考えて、過ごす(遊ぶ)

 

・トイレにたまって怒られる子が出てくる(特に女子)

 

子どもにとっても、先生にとっても、休み時間を過ごすには、晴れの日の方がいいですね。

 

 

雨の日のトラブルの多さは、学級の状態の悪さ

 

さて、晴れの日 と 雨の日 の休み時間、学校全体でどちらがトラブルが多いでしょう?

※トラブル・・・怪我、もめごと、物をこわすなど

 

単純に雨の日だと思いますか?

 

正確な統計を取った事がないので明言はできませんが、おそらく、トラブルの発生件数はさほど大きく変わらないでしょう。若干、雨の日の方が多いかもしれませんが。

 

しかし、晴れの日 と 雨の日 のトラブルで決定的な違いがあります。それは、予期せぬトラブルが起こりやすい ということです。

 

晴れの日と比べて雨の日は、過ごす場所が限定的になります。それでも、エネルギーあふれる子ども達は「何か」しようと考えます。

 

その「何か」は、「いつもと違う何か」であることが多いです。

 

では、何か」をする時、学級の状態によって子ども達の行動は、どう変わってくるのでしょうか。

 

【学級経営がうまくいっている=クラスの雰囲気が良い】

安全に対する意識や集団心理が働く

 

◎自分で安全やルールを考え、ブレーキをかけられる

 

◎いけないことをいけないと言える雰囲気 と 聞く耳 がある

 

「何か」をしていても、自浄効果が働いているため、先生の出番もなく、トラブルもほとんどない

 

 

【学級経営がうまくいっていない=クラスの雰囲気が悪い】

安全やルールへの意識が低下し、集団心理もマイナスに働く

 

▲不満や不安があるからか、休み時間は楽しく過ごしたいという思いが第一となる

 

▲周りに目がいかず、自分優先の行動が増える

 

▲いけないことも「みんながやっているからいいや」と、思う子が増える

 

▲注意しても無駄、、、というあきらめの雰囲気

 

「何か」をすることで、トラブルが生まれやすく、先生の指導が多くなる

 

 

もちろん、雨の日に限らず、クラスが落ち着かない時は、トラブルが増えます。

 

しかし、いつもはうまくいっているように見えるクラスも、雨の日にその実態が表れてしまうことがあります。

 

雨の日、自分のクラスをチェックしてみましょう。

 

 

雨の日を安心して過ごす、指導のポイントとは

 

目標は、自分のクラスに 自浄効果 が働くように導くことです。

 

①先手を打つこと

 

まず、子ども達を観察して、自分のクラスの状態を確認しましょう。

悪くなってからの立て直しは、かなりの時間と労力が必要です。

 

違和感を見つけ、必要だと感じれば、直後の授業で学級全体で指導を行うべきです。

 

そうすることで、迷惑だとか嫌だなと思っていた子かが安心します

 

実際、問題の種になりそうな子が、自分の行動を振り返ることもできます

 

しかし、タイミングを逃すと効果が薄れます

 

直後に 「さっきの休み時間の過ごし方だけど、、、」 と話し始めるのと

 

時間が経ってから 「休み時間の過ごし方だけど、、、」と話し始めるのでは、

 

全然、印象が違ってきます。

同じ話を聞くにしても、記憶が鮮明なうちに聞く方が効果が高いのです。

 

 

②過ごし方の提案を行う

 

子どもが、ルールを守って安全に過ごそう と思っていても、エネルギーの発散をしたい気持ちは変わりません。

 

休み時間は、周りに迷惑をかけなければ、何をしていても問題ありません。読書、おしゃべり、勉強、何をしたいか自分で考えて行動すればいいのです。

 

しかし、雨の日は使える場所が限定的なので、何をしていいか困ってしまう子どもも出てきます。そこで、先生の出番です。

 

ある学校では、雨の日だけ開放する空き教室があります。そこでは、トランプやカルタなど、室内遊びができます。これは、学校としての取り組み(提案)ですね。

 

学級でも提案してみましょう。

 

これをやるぞ! ではなく、ヒマならこれ一緒にやってみよう! ぐらいの軽い感じで。

 

先生が子供のころにした遊びを提案してもいいし、子どもたちが知っている遊びをみんなに紹介してもいいでしょう。

 

何か一つ、それぞれの子どもにハマることがあれば、雨の日の休み時間だって楽しいものとなります。

 

 

よく、休み時間になると、こんな先生の声が聞こえてきます。

 

よく考えて過ごしなさい(怒)

 

この言葉は、日頃から適切な指導をし、学級の状態も良いときには問題ありません。もし、そうでないならば、根本的な部分で改善は期待できません

 

感情的になって怒ることが指導ではなく、子どもの様子を分析して手立てをうつのが本当の指導です。

 

「雨の日の休み時間? 教室離れても問題ないし、子ども達は楽しく、落ち着いて過ごしてるよ」

 

こんな風に言える状態だと、先生自身も気が楽ですよね。

 

次回、私が子ども達に紹介していたゲームを公開します。

 

【まとめ】

●雨の日は学級を確認するチャンスである

 

●先手を打ち、過ごし方の提案をし、クラスの自浄効果を高めよ

 

 

長くなりすぎるので文章に表していないけど、補足したいことがたくさんあります。

 

・生活指導の悩み ・学習指導の悩み ・行事への取り組みについて

・校務分掌の悩み ・同僚の先生との接し方 ・管理職との付き合い方

・保護者対応について 教師としての力を伸ばしたい など

 

教師を目指している方、若手の先生方へ、個別のサポートを行っております。

 

興味をお持ちの方は、「お問合せ」からご連絡ください。

 

お気軽にどうぞ^^