教員採用試験は通過点! その先を見越した勉強法とは | 小学校の先生~なるまで、なったあと~

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問題です。

 

小学校前科の教員採用試験、、、2回受けて2回合格したのは誰?

 

【答え】 です。

1回目は、合格した後、通信教育のレポートが期日に届いいたかどうかで、私・郵便局・大学の3者でもめました。結果、大学側が認めず、合格辞退することに。

 

お恥ずかしい話です。。。(/ω\)

 

 

 

さて、今回のテーマは、

 

試験に向かう正しい姿勢 と 無駄にならない勉強法

 

です。

 

教員採用試験をもとにして考えていきます。

来年以降に受験される方、今年の1次試験を合格されて2次試験を控える方の参考になればと思います。

 

 

本当に受験するの? 当時の私のありえない生活とは

 

教員採用試験は各都道府県ごとに行われます。

 

これから採用試験を受けようと考えてる方々、知ってました?

 

私は、1度目の受験した当時、こんなことすら知りませんでした。そして、何を考えたかというと、

 

47都道府県か、、、

いくつ受けようかな?

 

 

当時、たった1人だけ、身近に小学校の先生を目指す友達がいました。彼がある時、こう言ってきたのです。

 

「なんで、関東圏内って試験を同じするんだろうね、一発勝負じゃ厳しいよね~」

 

 

へ???

いくつも受けられないの?

 

 

その場は「そうだよね~」と感情のない返事をして、家に帰ってソッコーで調べたのは言うまでもありません。。。

※関東、東北など、各地域で同じ試験日が設定されています。

 

そんな私ですが、筆記試験(一般教養、教職教養、専門教養)に向けて集中して勉強した期間は約1か月です。今では、一般教養がない都道府県もあるみたいですね。

 

もちろん、それ以前にも勉強はしてました。でも、当時の私にはまとまって勉強する時間が取れなかったのです。

 

ちなみに、受験2か月前、私のとある一日をご紹介します。

 

【7:15~保育園でのバイト】 ⇒ 【13:00~某スポーツ関連のバイト】 ⇒ 【16:00~学童クラブでのバイト】 ⇒ 【19:00~某スポーツ関連のバイト もしくは フットサルのチーム練習】

 ⇒ 【23時以降に帰宅】

 

なにやってるんでしょうかね^^;

 

しかし、

 

それでも合格してます×2

 

では、それほど多くない勉強時間でなぜ合格できたのか、その秘訣(考え方)を少し紹介していきます。

 

教員採用試験はなぜ行われるのか

 

簡単です。より優秀な人材を選抜するためです。そういった意味では、高校受験や大学受験となんら変わりありません。

 

例えば、あなたがスポーツ用品店の店長だとします。

 

A:小さいころから体を動かすことが好きで、高校ではサッカー部に所属していました。

 

B:読書が好きで、友達にたくさん本を紹介して喜んでもらってます。

 

AさんとBさん、あなたはどちらをアルバイトに採用しますか?

ほとんどの人はAさんを選ぶでしょう。それは、スポーツ経験が豊富なので、Bさんよりも教える労力や時間がかからず即戦力として働いてもらえそうだからですよね。

 

教員採用試験も同じです。

 

世の中の基本的な仕組みや事柄(一般教養)を知らない人。教えるべき学習内容についての理解(専門教養)も浅い人。先生が守るべきルールやその根拠(教職教養)に無知な人。そんな方を先生にするわけにいかないというわけです。

 

そこで、その部分を1次試験(筆記)で確認しているのです。

逆に言えば、厳しい言い方になりますが、1次試験で合格できない知識量では、教師となっても苦しい思いをするだけでしょう。

 

同じように、2次試験(面接)では、書くこと ではなく、話すこと でその人の適性を見極めています。

 

ちなみに、1次試験が 確認 に対して、2次試験は 見極める 。

 

この2つの違い、わかりますか?

 

じっくり考えてみてください。

この違いを理解することも、教員採用試験を受けるうえで重要な意味をもちます。

 

 

合格に限りなく近づく、試験を受ける正しい心構えとは

 

「絶対に合格してやるぞ」という強い気持ちをもつこと

 

では、ありません

 

 

精神的な部分で言えば、当時の私は、

 

「自分が合格しなかったら、誰が合格するんだ」

 

ぐらいに思っていました。強気な男ですね。自信過剰な男ですね。この言葉に根拠はあったのでしょうか。

 

もちろん、ありました。

 

それは、試験に向けた正しい心構えをもって勉強し、日々の生活の中でも自然体で採用試験対策をしていたからです。

 

 

【教採を合格に導く心構え】

 

教員採用試験は

 

教師を目指すあなたにとって

 

ただの通過点であり、

 

それさえも、

 

自分の糧とすべきである

 

 

あなたの目標は、試験に合格して先生になることではないですよね。

 

子どもに慕われる、すばらしき教師人生を送ること 

 

ですよね。

 

かんたんに言えば、合格した先を見越して勉強することが、この目標の一番の近道となります。

 

この考えは、もしかすると採用試験を合格するという点では、効率的ではないかもしれません。

 

一時的に知識を頭に詰め込み、面接も事前に棍詰めて対策した通りになれば、合格するでしょう (たぶん、、、。私が面接官なら、見抜いて落としますがw)。

 

でも、そうして合格した後、教師となるあなたに何が残りますか?

 

 

正しい心構えをもって学習の仕方とは

 

●筆記試験に向けた勉強は、全て教師となったつもりで学習せよ

 

●頭で考えたことでは限界がある。思考を伴う行動をし、活きた経験を自分に蓄積せよ

 

●日々の生活の中で、教育に関連することがたくさんあることに気づき、思考を深めよ

 

 

少し具体的に

 

【専門教養】

ただ問題を解くだけでなく、その問題を人(子ども)にどう説明するかを考える。

 

⇒ Aという事柄を説明するのには、A2 A3 といった事について理解を深める必要があることに気づく。

 

⇒ A2 A3 を調べることによって、Aについての理解が深まり、記憶も定着する。

 

⇒ 本当の意味での知識の獲得

 

 

【教職教養】

別の世界の話という感覚をなくす

 

⇒ 現在、社会的に話題となっていること と関連付ける

 

⇒ 自分の過去の経験と 結び付けて考えを深める。

 

 

【面接に向けて】

子どもとかかわる経験をもつ。教育実習では全然足りない。

 

⇒ こどもが実際に感じていること(喜怒哀楽)に目を向ける

 

⇒ 解決策を一緒に考えたり、楽しさや喜びを共有したりする経験を積み重ねる

 

 

参考までに、私がおススメめする勉強法は、

 

★筆記試験対策★

毎日少しずつ、じっくりと取り組んで、採用試験一か月前までに一通り終わらせる

(思考を深める時期)

残り一か月でラストスパート

(反復して、解答のスピードと正確性を上げる時期)

 

★面接対策★

学生の方は、周りが就職活動をしている時期に同じように就職活動をする

(面接のパターンを知ること、慣れること)

日頃から、子どもとかかわる経験を積み、思考を深める

1次試験合格後に、面接で聞かれるパターンを確認する

(質問例を見て、瞬時に答えがでるように訓練する)

※下地は出来上がっているので、あとは言語化するのみ

 

 

当時の私、

直前の試験験対策口座に3日間参加して、自分の実力を確認しました。

気持ちとしては、抜けている部分を見つけに行くぞ!という感じです。

 

わからない問題があったら、ラッキーという感覚で参加しました。

※わからないといっても、問題文の8割は理解している状態。残り2割の穴埋め作業です。

 

面接対策は、質問例を見て、主なものについて自分の考えをまとめ、さらに自分だったらどんな質問をするかも考えました。

※わざわざ、時間をかけて紙に書くことはしていません。暗記して答えるものではありませんから。

 

私は相手がいなくてできませんでしたが、もし、あなたの近くに教師を目指す仲間がいたら、絶好のチャンスです。教師を目指すきっかけや、最近の教育問題などについて、議論を交わしましょう。それが、面接に向けた最高の準備の一つとなります。

 

 

私は、教員採用試験に向けた対策講座や、そういった塾を否定するつもりはありません。むしろ、自分の勉強する環境や資金(お金)と相談して、可能なら積極的に活用すべきです。

 

もちろん、私のように基本的に自分で勉強して合格することもできます。

 

今回の記事で伝えたかったことは、

 

具体的な勉強方法というよりは、教員採用試験に対する心構えです。

 

ぜひ、合格をつかみ取ってください!!

 

【まとめ】

●正しい心構えで、教員採用試験の合格を勝ち取ろう

 

●教員採用試験を糧として、教師としての一歩を踏み出そう

 

 

 

【これから教師を目指している方へ】

 

●教員採用試験に向けて困っていることはありませんか?

 

●今回の記事について、もっと詳しく知りたいことはありませんか?

 

●合格したその後を念頭に日々を過ごしていますか?

 

教師を目指している方、若手教師の方へ、個別のサポートも行っております。

 

・採用試験に向けた取り組み方がわからない

・教師になりたいが、なった後の不安や心配がある

・生活指導の悩み ・学習指導の悩み ・行事への取り組みについての疑問

・校務分掌の悩み ・同僚の先生との接し方 ・管理職との付き合い方

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