ちょっと前に、たのしい英文法 改訂版という本を買いました。
きっかけは、久々に、読み返した、大平光代さんの『だから、あなたも生きぬいて』です。
この本に、大平さんが、中学英語のやり直しに使った本として、出てたのがたのしい英文法でした。
大平さんの本は、出版された時、一度読んでいるのですが、その時は、たのしい英文法には、全く引っかからずスルーしてました。
このたのしい英文法は、初版が1975年(昭和50年)の超ロングセラー本なので、すでに、ご存知の方の方が多いのかもしれませんが、中学英語からやり直すにはすごく良い本です。
(オリジナル版表紙)
現在は、2011年(平成23年)に出された改訂版が販売されています。
作者の林野滋樹さんは、すでにお亡くなりになっているので、改訂版編集委員会による改訂版です。
私も、ネットで改訂版を購入しました。
オリジナル版は、絶版かもしれません。
(ネット等で中古本は今でも買えます)
オリジナル版は、40年近く前に書かれた本なので、改訂版では、時代に合わない箇所を修正したりしてるそうです。
ただし、加筆する場合も、オリジナル版を尊重し、文体や内容的にも、極端に変わらないよう配慮しているようです。
これから、購入する場合、特にコダワリがない場合、わざわざ中古のオリジナル本を探さなくても、普通に改訂版で良いと思います。
参考リンク
三友社出版の改訂版の案内ページです。
→http://sanyusha-shuppan.com/tanosig.html
内容に関しては、大平光代さんの『だから、あなたも生きぬいて』の166ページを引用させて頂きます。
→《私は、わかりやすい文法の本を探しにまた本屋へ行った。文法の本はたくさんあった。順番に『はじめに』を読んでいった。そして何冊目かで、三友社出版の"たのしい英文法"という本を手にした。この本の『はじめに』には次のように記載されていた。
―ただ文法の規則をならべて,さあ暗記しなさい,というのでなく,どこからそのような規則が生まれてくるのか,また,なぜそうなるのか,ということをできるだけ自分で考えるようにみなさんに求めている。なぜWhy?─と考えることは,人間にとってこの上なく大切なことなので,英文法についても「なぜか?」をいつも考えるようにした。
(この本や、探してたんは、こんな本や・・・・・)と思い、この本を購入した。どんな勉強でも、なぜそうなるかということを自分で考えることの大切さを、身にしみて感じていたからだ。 》←以上引用終わり
コメント
この本の良い所は、『なんでそうなる』という説明が、他の本より多い点にあると思います。
私も、中学生の頃とか、そうだったけど、やはり理由がわからないことには身が入らないものです。
ただ、先生から『これが、こうなるから、こうだ』とか、言われても、ピンと来ないけど、
そうなる理由まで説明してもらうと、すごくわかり易いし、身に付き、やる気も出ます。
今日紹介した本
たのしい英文法 改訂版
(改訂版表紙)
だから、あなたも生きぬいて
英語翻訳版
"だからあなたも生き抜いて"は、英語翻訳版も出てますが、中学英語やり直しの箇所は、かなり省略されていて、具体的な文法書の名前や引用などは、訳されていません。
英文版 だから、あなたも生きぬいて(So Can You)
こちらは、新書サイズの翻訳本です。
だから、あなたも生きぬいて【講談社英語文庫】
こちらは、文庫サイズの翻訳本です。
中身は同じです。
本館の読めて聴ける英語に戻る