2010年6月3日(木)夜
■お接待とお節介
夕方、氷イチゴと氷メロンを食べた
道の駅すくもの「もくもく屋」さん。
そこのご主人が、
「この近くにホタルがいるから、夜になったら見にくれば?」
と誘ってくれたので見に行くことにしました。
時刻は20時。
ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらい
「これからホタル見に行くんです♪」と言うと
「この辺にはいっぱいいますよ」だって。
ウチの近所で見ることはまず不可能。
考えてみたら、ホタルをお外で見たことって
今まで1回しかありません。
しかも一瞬
タクシーで約5分、道の駅に着きました。
ご主人が、懐中電灯と杖を持って、
駐車場で待っていてくれました。
道の駅から321号線を横断し、
数軒の住宅の前を通って田んぼの方に向かいます。
↑
この方がもくもく屋のご主人です
歩道のすぐ脇の草むらで
キレイな薄緑色の、小さい光が見えました。
ひめホタル だそうです。
ピカ ピカ ピカ
3~4匹くらいが、あちこちで光ってました。
目の前に一匹飛んできたのをご主人がキャッチ!
手の中でも光ってました。
↑
何の写真だか…撮った本人にも分かりません
フラッシュ撮影だから光は撮れませんでしたが
こちらがひめホタル君
さらに奥に行くと、
向こうの草むらで、さっき見たより大きな光
その手前にも、ひめホタルより大きな光が。
一番大きく光っているのがゲンジボタル
それより一回り小さいのが平家ホタルだそうです。
そして
懐中電灯を点滅させると、
それまで真っ暗だった草むらが突然光り始めました。
ホタルって、懐中電灯の光に
「ライバルが来た!」と思い、光り出すんだって!
おもしろ~い
住宅街に入ってすぐのところに街灯があったのですが
「これが無いときは、もっといっぱい居たんだよ」
とご主人。
夜間に電灯が点いて明るいと、
ホタルが繁殖できないんだそうです。
「ホタルが繁殖する期間だけでも、電灯に
黒いビニールを掛けてくれってお願いしてるんだけどね」
と仰ってました。
森の方に数メートル入ったところにも
ひめホタルがピカピカ飛んでました。
そこも、大きな枝が茂っていたときは
もっとたくさん見ることができたそうです。
約20分ほどのホタル狩りを終えて
もくもく屋の前に戻ると、
大きな天体望遠鏡がセットされてました。
「のぞいてごらん」
言われて見てみると、ナント
土星が見える~!!!
漆黒の宇宙に美しく光る土星
言いようのない美しさです。
輪っかもしっかり確認できました。
大興奮でご主人にお礼を言うと、
俺はお接待はしないけど
お節介はやくんだよ(笑)
地元にこんなに良いところがあるって
旅館のヤツらも客に教えてあげればいいんだよ
そしたら客もいい思い出ができるだろ
本当にその通り!
立派なハコモノ施設に連れて行かれるより
よっぽどその土地を知ることができるもん。
私もこの一晩の経験で
もの凄く、この場所を好きになりました。
もくもく屋さん、
すてきなお節介、
ホントにホントに
ありがとうございました。