郷ひろみ。
思えば・・・
今私がこうやって仕事をしていられるのは
過去も現在も諸先輩方の導きの御蔭が大きいのですが
その数々の思い出の中にいつもこの人が・・・
居ます・・・・・・・。思い出の邪魔をしてる様な感じも有りますが・・・
平たく言うと、私がお世話になって来た先輩は隈なく郷ひろみのファンだった。
有給使って地方まで行ったりする先輩や
日頃彼氏をとっかえひっかえで『男は追わせるモノ』みたいな事言ってる先輩も
郷ひろみの事になると豹変する場面を幾度となく見て来て。
上司が居なくなった今でも
御姉さん的存在のお友達が『郷ひろみだけは別格』と又おっしゃる
亡くなった祖父に横顔が似てるなー(ちなみに祖母はマイケルジャクソンの整形前に激似)とか樹々希林さんとの絡みが面白いとか思った事は有るけど・・・
アイドルに夢中になった事があんまり無いので
彼の何がそんなにも夢中にさせるのかずっと知りたかった。
今年の春、そのお友達が
『私達毎年ひろみのコンサート行くのよねー』
と言う言葉を聞き、積年の思いが
『私も行きたいです!!!』
私も大ファン!と言わんばかりの発言になって
『男の子女の子』『アチチ』しか知らんのに大丈夫かなー
と思いつつ『いいよ行こう』と誘って下さったので
行って参りましたコンサート
どんな格好してったらいいのか分からないけど
熱狂的なファンの方だったら、きっと巻き髪とか
ドレスアップしてるお客さんばっかりでしょうから
一応フェミニンなスタイルの方が浮かなくていいのかなーと思いワンピースをチョイス。でも指には大阪のゴスロリの店で買ったスカルの指輪
※偶然今回のひろみGOコンサートツアーのトレードマークはスカルとか。そこで熱狂的ファンになりすまし
一体どんな格好で来るのかなーと待ち合わせの場所へ向かうと・・・
ショーパンにタンクトップの女性が近づいて来ます。
『え? ?』そんな恰好でいいんですか?
そしてペットボトルの水を沢山買い込んで
『踊るから、すんごい喉乾くんだよね』と。何か不吉な予感~
ひろみのコンサートはエレガントな感じじゃ無くても
OKなんだと言う事をそこで悟る
会場に着くと、
もう一人、熱狂的ファンのYさんが。
『今日は二人共思い切り楽しんで下さいね、じゃー 』・・・と親衛隊の中へ消えて行き私達二人はペットボトルを持って違う場所で鑑賞
観客は色んな年齢層です
取りあえずトイレへ行くと
『本日は、ひろみGOのコンサートへご来場頂き誠に有難う御座いました。間もなく開演時間と・・・』
とアナウンスが流れて『郷ひろみじゃ無くひろみGOか』初心者なのでどうでもイイ事が新鮮です。
Kさんに『私新曲知らないけど大丈夫かな』と尋ねると
『大丈夫。知ってる歌ばっかりだから』とスタスタ席に歩く
途中立ち止って
『皆地味でしょ 一人で来ても全然平気なんだわ』と耳打ち。
フムフムと着席したらすぐひろみが出て来ちゃってそのまま総立ち
『あのサックスの男のフリを見ながら真似して踊って。頑張って』と。
OK~難しいフリが全然無いから結構楽しい
一時間ぶっ通しでひろみも観客も舞い踊る
会場全体の息が上がって来た所でバラード始まって着席
思った通り、飲み過ぎた水のせいで尿意が。
前の方の真ん中の席だったので
今席を立ったらひろみが怒るんじゃ無いかと
必死で我慢してたら激しいダンスナンバーが
もうダメ!ドラムやギターや喉を押しつぶした様なひろみの声が
膀胱に響く
『Kさん、私トイレ行って来ます!』『私も!』と
二人でひろみにバレない様に壁伝いにトイレへ
『とにかくねー、普通この位古い歌手になると新しい歌ばっかり歌いたがるんだけどひろみは違うんだわ。ちゃーんとファンの事を考えてくれるから毎回楽しめるんだよね。服だってさー普段着のままでいいし』
確かにファンじゃ無い私も知ってる歌ばっかりで取り残される事も無く楽しめる。
2億6千万の瞳とかアチチ~等アンコールもたっぷり歌ってくれて
ひろみGO!の世界を満喫
帰りに
『今日は本当に楽しかった。皆年季の入ったファンの方ばっかりで驚きました。
多分今日のコンサート会場で私が一番若かったですよね』と言うと
『恐らくあんただけじゃ無くて
あそこに居た全員がそう思ってるよ』と。
そう・・・か。
そう言う錯覚を起こさせる不思議な世界なんですね(笑)
何十年と応援されてる古いファンの方が殆どですが、
今時の意味が分からない歌詞の楽曲や
近頃の歌謡界にちょっと飽きちゃったかなと言う方も
コンサートは恥ずかしくてちょっと苦手・・・って言う方も
ひろみGOのコンサートは
無心で楽しめるのでおススメですよ!