今週3日続けて、娘が通っているボストンの大学のキャンパスで Bomb threat（爆破予告）がありました
大学にはいくつかのキャンパスがありますが、今回予告があったのはすべて同じで、娘がいるキャンパスです。
ことの発端は12月14日（水）の午後、Skipper Badenhorst というアカウントから、大学がカリキュラムを通じて「反白人主義」を煽っていると非難するメールが、大学の diversity department にメールで送られてきたこと。
Skipper Badenhorst は、multiracial group（多人種グループ）の一員で、白人が粗末に扱われたり、その白人が不満を自分たちにぶつけるのがイヤで、数カ所に爆弾を仕掛けたと書いていました
学校側はすぐに学生たちを避難させ、キャンパスポリスが校内を捜査。
そして、その結果、爆弾は仕掛けられていなかったことが判明しました。
しかし、翌日の朝にも同様の爆破予告があったのです
大学は今週 Finals Week（期末試験）のため、その日のテストは延期になり、ちょうどその日に一つ試験を受ける予定だった娘も、オンラインで受けることになったと言っていました。
私はそれまで登録してなかったのですが、学校で何かが起きた場合に警告のテキストや電話が来るサービスに、その後登録しました。
小学校から高校までもそういうサービスがありましたし、一応、何かあった場合は知っておきたいと思ったので。
すると、翌日の朝起きたら、大学からテキストが来ていたのですよ
詳しいことは書かれていませんでしたが、また脅しがあったと。
その後キャンパスは通常の状態に戻ったようなので、今回も脅しだけだったようです。
現在、この3つの爆破予告について捜査が進んでいるようですが、今のところはまだ何も知らされていません。
そういえば、息子が通っているボストンの別の大学では、この秋に小包が爆発するという事件があり、市長が記者会見したりして大変な騒動になりました
しかし、どういう意図があったのか知りませんが、それは大学のテクノロジー・マネージャーだった人の作り話だったことが判明し、その人はその後逮捕されています😩
それと比べると、diversity（多様性）を重視する大学の姿勢に不満を持っていると思われる今回の事件は、違った意味で根が深そうです。
私はアジア人ですから大学の姿勢を評価していますし、娘も大学生活を楽しんでいますが、白人以外が優遇されていると感じて面白くない人もきっといるでしょう。
犯人が実際に multiracial group に属しているかどうかはわかりませんし、3つの事件の犯人が同じかどうかもわかりません。
diversity 云々は関係なく、試験を受けたくなかった学生がテストを延期させるために仕組んだことかもしれませんし、まったく大学とは関係ない人間の仕業かもしれません。
捜査が進んで事実がわかることを願っています。
それにしても、アメリカの学校は爆弾予告やら銃撃予告やら、本当に物騒です
去年はこんなこともあったなあ・・・
