猛暑お見舞い申し上げます 節電を気にかけながらも、ついつい冷房に頼る今日この頃^^;
昨晩、嫁から届いた動画には、のんちゃんがすっかり一人で歩き回る姿が映っていました。
四頭身で、さながら小熊が立ち上がって二足歩行しているかのよう(笑) この間送った水着を着せて
写した写メも添えてありましたが、今年の夏はちっちゃいプールで水遊びがちょうどいいでしょう
先月後半は、お仕事ちょっと緩やかな時期でしたが、今月に入ってからは連日の依頼に東奔西走!!
お盆を間近に控え、ご先祖さまの供養もと思うところにご葬儀までも重なると、ご遺族にとっては慌しく
気持ちも落ち着かない状況だろうと、お気の毒に思えてなりません。
さてそんな多忙の日々の中、昨日は仕事を終えたその足でとあるレストランへ向かいました。
移動途中のコンビニで、ちょちょいと着替え、目的地近隣のコインパークに車を停めて、ビル奥にある
隠れ家的レストランのドアを開けると、もうすでに宴たけなわといった雰囲気でした。
女性ばかり30名ほどが集まり、生後2ヵ月の赤ちゃん連れから5~6才くらいのおチビちゃんたち数名が
賑やかに走り回っていました。流行りの女子会ってやつですかね~~。
実は、私がかつてブライダルMCを目指した頃にご指導いただいた、師匠として尊敬するM先生の
還暦のお祝い会でした。M先生は現在も現役でご活躍♪今回は、先生には内緒でこれまで育てて
くださった、いわゆる姉妹弟子(?!)が集まってのサプライズパーティーが催されたのでした。先生は
この日に会う約束を何度も念押しされたために、なにかある?と不思議に思ってはいたとのこと。
幹事を務めるのも愛弟子の女性MCお二人です。彼女らの話によると、約1年ほど前から密かに
連絡を取り合い、綿密な計画を練られたのだとか・・・。出席者の中には、一緒にレッスンを受けていた
同期数名の顔もあり、同じ時期にデビューして間もなくご本人も結婚し、他県へ引っ越した後は連絡が
途絶えていた一人は、なんとその後ご主人の転勤に伴って北海道に移り住み、今回は里帰りも兼ねて
お子さん連れで参加したと聞き、ビックリでした
それぞれに近況や思い出話に盛り上がっている会場の奥に、先生の姿を見つけて早速ご挨拶を・・・。
「先生、還暦おめでとうございます!!
残念ながら、いまだに先生には追いつけませんけど~~(皮肉か?)
でも、先におばあちゃんにはなっちゃいましたから、そこだけ先輩で~~す(^0^)v」
「まあ、ままごん!お久しぶり~♪ その節はお世話になりました。
でもまさか、あんなところで会うとはね!」
そうなんです!!なんと、数年前のことになりますが、葬儀司会の依頼を受けて式場へ伺い
ご挨拶をとお会いした喪主の奥様が、このM先生だったのです。ひえ~~っ?!先生がご遺族ですか?
過去に数千のお仕事を経験した中でも、あの時ほど緊張して足が震えたことはありませんでした。
「私が教えた生徒って、まさにゆりかごから墓場までだわね!」と笑い合ったことも懐かしい思い出です。
その後、先生が溺愛なさっていた二人の息子さんも、翌年そろってご結婚。今は、お孫さんの誕生を
楽しみに待ちわびていらっしゃるそうですから、そのうち孫自慢でバトルする日も来そうな予感♪
参加者の半数ほどは、子育て真っ最中の世代でもあり、しばらくは現場から遠のいているようですが
みんないずれはまた仕事復帰を望んでいるご様子。中に数名、私がブライダルだけでなく
葬儀の司会もしていることを聞き、興味深く質問してくる人もいました。「葬儀の司会って婚礼と比べて
どうなんですか?」と、遠回しでアバウトに聞かれても、比較のしようがありませんし、具体的には
拘束時間やギャラの問題なんだろうと思うんですが、安易に転向できると思ってもらうのも困ります。
まだ小さいお子さんがいらっしゃったり、婚礼と併用してやりたいと思われる方には、私としては
あまりお薦めはしません。自分がやってて言うのもなんですが、婚礼司会のキャリアは葬儀業界では
敬遠される材料の一つでもあります。すでにマイクパフォーマンスの基礎ができているからと
キャリアチェンジを推奨するようなHPを見た記憶もありますが、実際には難しいでしょう。
参加者一人ひとりをポラロイドカメラで撮り、メッセージカードを添えてアルバムにした記念品の贈呈や
「還暦」の二文字がドドンと描かれた大きな四角いケーキが準備され、婚礼MCの得意とする
ケーキカットのアナウンスに合わせて、先生がうやうやしく入刀のポーズを取られたりと大騒ぎのひととき!
そして、お開きの時間が近づいた頃、幹事が先生のご家族や親しい方々からこっそりメッセージをもらい
画像にまとめたDVDの上映では、最初はニコニコとご覧になっていた先生も、実のお母様やご主人
息子さんたちの笑顔とメッセージのあたりからは、感極まってうつむいたまま、溢れる涙を拭うばかり・・・
私たちもみんなもらい泣きです 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
上映後、マイクを手渡されたM先生のご挨拶も、涙まじりではあったものの感動的な言葉が
溢れていました。さすが、私たちの師匠です!!これまでの長きにわたる経験の裏には、きっと
多くの苦渋の思いもおありだったはずですが、いつも変わらぬ温かい笑顔で、優しく語りかけ
司会の見本を示してくださった先生です。ひきつった笑顔と、緊張でうわずった声のアナウンスや
時間内にはとうてい終わるはずもないような進行の組み立てに、さまざまなアドバイスをくださったり
時にはホテルやウェディング会場で、教え子たちと遭遇すると、ことのほか喜んで応援していらした先生。
「実生活では女の子には縁のなかった私にとって(先生は二人の息子さんの母親です)
あなた方は大切な娘のような存在です。今は女性として、妻であったり母であったりと仕事から
少し遠のいている人もいるけれど、MCはいくつになってもできる仕事ですから、またいつか必ず
マイクを握ってほしいと、切に願っています。今日はほんとうに遠方から(北海道・東京 etc)
駆けつけてくれて、ありがとうございました。こうやって大勢の皆さんとお会いできる機会は
次はひょっとしたらひょっとした場合だったりするかも知れないけれど、そのときは・・・・ままごん!
頼んだわよ(笑) 」 ( ・・・・・ええ?!そんなところで、私に振りますか (;^_^A )
出席者を代表してのご挨拶は、先生の一番弟子でもあり、私に年に数回の助っ人MCの依頼をくださる
司会事務所の女性社長でした。集まったメンバーの中では、私が最も先生に近い年齢ではあるのですが
「みんな、先生のように還暦まで現役で頑張ることを誓いましょう!!」に、大きな拍手が沸き起こりました。
よし これからアラフィーMCは、アラ還MCを目指して、さらに走ることを誓うのであった(笑)
再会を約束して会場を後にした私は、今月から仕事に就いた二男坊主の勤務先に近い場所でも
あったことから、帰りの運転をヤツに任せ、やや飲み足りないまま余韻に浸りながら帰途に着きました。
夜、M先生からメール をいただき、「嬉しくて興奮して、今夜は眠れないわ 」とありました。
いやいや先生! ちゃんと寝ないと体調に良くありませんことよっ(笑)
ゆっくりお休みなさいませ~~