アザラシ(ゴマちゃん、しろたん)大好き、ゴマちゃんパパです。

 では、10月25日(火)に見てきた
東京国立博物館創立150年記念
特別展 国宝 東京国立博物館のすべて
10月18日(火)~12月11日(日)


の紹介です。
 ちょうど、私が行く前の23日に、NHK・Eテレ📺日曜美術館で、この特別展を特集していました。
 
 東京国立博物館が所蔵する国宝89件をすべて公開するという豪華な企画です
 絵画、書跡、東洋絵画、東洋書跡、法隆寺献納宝物、考古、漆工、刀剣の8つのジャンルに分かれています。そうなると、興味のある分野とない分野に偏りがでますが、それは仕方ない

 もちろん、89件がずっと見られるわけでなく、この過去記事で書いたとおり、


会期は4つに分かれています。
第1期 10/18(火)~30(日)    既に終了⚠️
第2期 11/ 1(火)~13(日)
第3期 11/15(火)~27(日)
第4期 11/29(火)~12/11(日)
で、東京国立博物館のホームページを見れば、どの国宝がいつ展示されているかわかります

 だいたいは、前半(第1と第2)と後半(第3と第4)で分かれていますが、1期のみしか出ないものもあります。考古と刀剣🗡は、みな最初から最後まで展示されるようです。法隆寺献納宝物も、ほとんどが最初から最後まで展示されます。
 
 私は、一番見たかった「平治物語絵巻 六波羅行幸巻」が第1期のみの展示でしたから、どうしてもこの期に行く必要がありました。予約が出遅れて、土日で取れなかったのでガーン、平日に休みを取りました。
 このほか、長谷川等伯「松林図屏風」も第1期のみの展示でした。
 あとは、後半に1回見ればよいのですが、第3期に行くと、狩野永徳「檜図屏風」(第2期と第3期)は見られますが、第4期のみ展示の「普賢菩薩像」🐘と狩野秀頼「観楓図屏風」🍁が見られません
 どっちを取るかとなれば、檜図屏風は、2020年の「桃山・天下人の100年」展で見ているから、今回はいいでしょう

(過去記事で、檜図屏風のカレンダーを載せています。)


 ほかは、第3期と第4期は同じです。あと、第2期に行かないことで見逃すのは、檜図屏風(第3期も出ます。)のほか、法眼円伊「一遍聖絵 巻第七」がありますが、まあ、このくらいは仕方ないですね
 ということは、第1、第2、第4期と行けば、すべて見られるということですね

 さて、私が予約していたのは、11時半🕦~12時半🕧入場の枠でしたが、黒田記念館から歩いて来たら、東京国立博物館の敷地に入ったのは、11:40くらいになっていました。


(本館) 上の隙間のような空白は、空ガーン



 平成館は、平日なのに、既に、この行列びっくり



 
 こんな注意書きも⚠️


 でも、90分で見終わるのは、難しいでしょうね

 中に入るまでに、けっこうかかりました


第1部 東京国立博物館の国宝


 最初のコーナーは、「絵画」です。日曜美術館📺でも紹介していたとおり、最初に目に入るのが、長谷川等伯の「松林図屏風」です。

 場内は、最後を除いて撮影📸禁止🚫なので、図録から。


 これも、「桃山・天下人の100年」展で見ています。


 この記事の中で触れているドミニクQさんのブログは、こちら。




 この松林図屏風は、第1期のみなので、もう終わっています


 ここからは、展示の番号順に。

 1の「十六羅漢像」は、前半と後半で4幅ずつ、8幅が展示されます。私は、仏画はあまり興味ないです
 2の「普賢菩薩像」は、さっき書いたとおり、第4期のみ。これは、2018年に、ここ東京国立博物館の「名作誕生 つながる日本美術」で見ました

(参考記事。画像は載ってないですガーン


 こちらは、読書登録している「あおきゅー」さんの記事。普賢菩薩像🐘も載っています




 そして、これが、3の「孔雀明王像」

(図録から)

 日曜美術館📺でも取り上げていましたし、毎日新聞にも出ていましたが、孔雀は毒蛇🐍を食べるので、災いを取り除く仏として信仰されたそうです

 4が「虚空蔵菩薩像」で、5~8は、後期の展示。

 そして、9が、私が一番見たかった「平治物語絵巻 六波羅行幸巻」(鎌倉時代・13世紀)です
 会場内で、ここが一番混雑していたと思いますえー これは、絵はがきを買いました。

(絵はがき)


 それから、扇も買いました(下)。💴2,200でした。



 上の扇は、東京都美術館の「芸術×力 ボストン美術館展」で買ったもの(💴2,800)です。合わせて💴5,000か


 この「芸術×力 ボストン美術館展」で見たのは、ボストン美術館所蔵の「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」です。

(絵はがき)

 図録で詳しく見ると、こうなります。


 この三条殿夜討巻は、国内にあれば、間違いなく国宝になっていると言われています

 平治物語絵巻で、もう1つ現存するのは、重要文化財の「信西巻」で、静嘉堂文庫美術館にあります。私は、「三菱の至宝展」で見ましたが、載せたのはパンフレットの写真📷だから、小さいですよニヤリ



 あと、こちらの記事で書いたとおり、現存する3巻のほか、「待賢門合戦巻」と「六波羅合戦巻」の模本があったので、見てきました


 これで、私としては、見るチャンスのある平治物語絵巻は、すべて見たことになります

 ただ、信西巻は、すべての場面を見たわけでないので、今後も静嘉堂文庫美術館で公開される時には、見に行きますウインク

 10が、私が見ないことにした法眼円伊「一遍聖絵 巻第七」(第2期)で、11と12は、後期の展示だから第4期に見る予定。13は、今回見た雪舟等楊「秋冬山水図」(下の方のあおきゅーさんのブログに出ています。)。14の狩野秀頼「観楓図屏風」🍁は、第4期に見る予定。15の狩野永徳「檜図屏風」は、第2期と第3期なので、今回は見送ります。これは、一昨年に見ているし口笛
 そして、16が最初に見た「松林図屏風」。
 17は、狩野長信「花下遊楽図屏風」でした。これは、一部が関東大震災で失われています
 18と20は、後期の展示。


 これが、19の久隅守景「納涼図屏風」

(図録から)


 この絵も、日曜美術館📺で取り上げていましたが、一般庶民の家族がくつろいでいるところを描いた絵が国宝というのも珍しいですよねびっくり
 近代フランス🇫🇷では、クールベが一般人の葬式を歴史画のように大きな絵に描いて批判されましたね。

 この絵は、2019年にも見ています。(写真📷は新聞記事からです。)



 これは、あおきゅーさんのブログ。納涼図屏風のほか、檜図屏風や雪舟の「秋冬山水図」も出ています。




 絵画の最後(21)は、日本史の教科書とかで見たことのある渡辺崋山「鷹見泉石像」です。

(図録から)


 この絵は、渡辺崋山の説明の所で出て来るから、渡辺崋山の肖像画かと思いがちですが、渡辺崋山が描いた絵なんですね。

 絵画は、これで終わり、次は書跡のコーナーです。

 今日は、目黒区の美術館を2つ見る予定です


 続きます