先進医療は現在保険適応外。でもこれから先、保険適応になるの?...先進医療はいろいろだよ。 保険屋だから。 いつかこんな質問をされるだろうなぁ。と そんなふうに思いつつ、あれから何年経ったんだろう。 本日、その質問に出会いました。 保険屋だから。 当然、医療保険もがん保険も取り扱いますし 先進医療の特約についてもお話します。 最近では、重粒子線などの超?高額な治療ばかり取り上げている現状。 そりゃ、思いっきり高額な治療のほうが、インパクトは強い。 でも、治療はそればかりではないことを まず書きたいと思うんです。 昨年、保険収載が認められた、先進医療であった『腹腔鏡下肝部分切除術』 この手術は2000年に(高度)先進医療として認められた。 あれから10年経って、保険収載されるのですが これは、1990年代から多くの外科の先生方が地道に 努力をされてやっと認められたんです。 当時は東の、故 大上先生のリージョンリフティング法による胃切。 西の大橋先生のイントラガストリックといわれる胃切。 名古屋の松本先生や浜松の木村先生。 技術を磨き、後輩医師にしっかり教えたからこそ 先進医療も保険収載されても安全に 低侵襲な手術が可能になった。 ※現在の勤務先は違うが。。。 そんな多くの先生方が症例を重ね、 学会で発表し、富士宮や須賀川にある実験施設で 若き医師をセミナーに誘い、症例があると聞けば 先生方は手術に入り、現場での指導も行った。 こういう経緯が今の手技となっている現状を 保険屋として、知っておかなければならないと思うんです。 先進医療=重粒子などの治療だけじゃない。 決して、先進医療特約をわずか百数十円で。。。。などと おすすめしてはいけない。とわたしは思っています。 先進医療が認められるために、どれだけの医師による 努力があったか。 また、学会の働きかけ。 決して軽いものではありません。 『腹腔鏡下肝部分切除術』は先進医療であったころは 約300,000円くらいでした。 今は保険適応になり50,600点 点数がついたからいいというものではないのですが 先進医療が保険適応になるためには こんなひたむきな地道な努力による賜物であることを まず知っていただければなぁ。と思います。 先進医療は超高額だけではない。 外科領域も内科領域もあります。 わたしは保険屋として もっともっとお話していかなければ。と 思った、今日の夕方でした。 ほんとはもっと書きたいのですが 今日はこのへんで。 それでは お問い合わせ yuasa@beaute-de-insurance.com