第10回プロトコール&マナー講座 プライマリーコース最終講座は「フレンチマナーレッスン」
第10回プロトコール&マナー講座
プライマリーコース最終講座は「フレンチマナーレッスン」
残念ながら11名も欠席となりましたが、
なんとか無事に修了しました。
京都100年の歴史を誇り、鹿鳴館と並び称される長楽館フレンチレストラン「ル・シェール」で開講いたしました。
素晴らしいネオクラシックなインテリアの重厚なしつらえの中、
格調高い講座となりました。
テーブルマナーの歴史🍽
17世紀までは右手にナイフ(当時はサーベル)そして左の手・・三本の指を使って食べていました。中世のヨーロッパでは食事中に殺害されることも珍しくはありませんでした。なにしろ食具は一歩間違えると凶器・・・安心して食事ができないのが現実でした。毒物による暗殺も頻繁に行なわれていた為、細心の注意が必要でした。
1533年に野蛮な国フランス王家に当時ルネッサンス文化が栄えていたイタリアの名家・メディチ家の娘カトリーヌ・ド・メディチが、嫁いだ際お抱えの料理人たちと給仕人を従い多彩な調理方法から料理道具、フォーク🍴やグラス🍷などの食器類、食事の作法、この頃にジャム、砂糖菓子🍭🍺ケーキ類🍰アイスクリーム🍨トリュフ、各種ソースといった新趣向の料理や調味料の製法も伝えられました。
つまり、イタリア🇮🇪の料理技術がフランス🇾🇪に伝わり、文化・マナーがつたわりました。当初粗野であったフランス料理に改革をもたらしブルボン王朝の最盛期に発達し、そしてルイ14世の時代にヴェルサイユ宮殿が建設され宮廷マナーや新しいテーブルマナーが生まれました。
そして、フランス革命後、それまで王室に仕えていた料理人はその技術を生かし、街に出てレストランを開いていき、フランス料理が大衆化していきました
18世紀以降英国へもその習慣が渡り、王室という権力によって食事の際の色々な決まりごとが出来ました。
19世紀後半日本の皇室がバッキンガム宮殿にセッティング及びマナーなど習いました。
その為、日本はイギリス式のテーブルマナーが定着しました。
しかしプロトコールではフランス式マナーが主流となっています。
個人的にはイギリス式フランス式どちらでもいいのでは?
と思いますが、イギリス料理よりもフランス料理が発展した現代ではフランス式を知っていた方がベターだと思います。
プロトコール&マナーレッスンでは両方を学んでいただきました。