スペイン紀行 サグラダファミリア | T-Life アカデミー 校長   加藤 淳子ブログ

スペイン紀行 サグラダファミリア

バルセロナ2日目はサグラダ・ファミリアを訪れました。
アントニオ・ガウディが生涯をかけて取り組んだ未完の教会。
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着工から130年経つ現在も建設中です。完成までには後100年以上と言われています。ガウディ没後100年の2026年には完成を目指しているとメディアなどで発表されていますが、それは不可能である事実を今回知らされました。
実はサグラダファミリアは、まだ正門が未完成で、正門予定地は車道を挟み住民の住むマンションがあり、これを取り壊さなくては完成しないそうです。
サグラダファミリアは年間の拝観者数数千万人、その収益は70億~80億円とまで言われています。
未完成の間は拝観料金は取れますが、完成後しばらくは無料になるらしく、観光産業で潤うバルセロナ市としては完成させたくないのが本音との裏話を聞きました。
まして、住民の立ち退き問題などなど問題は山積み、元々労力は悪と考えるバルセロナ市民にとっても完成を急ぐ必要かないらしいです。
ガウディは、キリスト生誕から復活まで聖書の中の逸話をそれぞれ彫刻で表現しました。
ガウディがある程度完成させていた
東側になる「生誕のファサード」は、イエス生誕の様子、受胎告知、キリスト誕生、東方の三博士、祝福する天使や羊飼いなど。
また、亀・リンゴ・ヘビ・カメレオンなどの自然から取り入れられた彫刻が、さまざまなメッセージを伝えてくれます。
西側では、最後の晩餐、十字架に貼り付けられたキリストなどが表現され、東側に比べると無駄な装飾ははぶかれ、冷たい石肌を見せる事で受難の苦しみが表現されているそうです。
生誕の門は日本人彫刻家の外尾悦郎
氏によって完成されたお話は有名ですね!違いがわかる男‼️でネスカフェのCMにも起用された彫刻家です。
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何よりも驚いたのは、内装の美しさです。
前回25年前訪れた時は工事中で、中は殆ど見れなかった記憶がよみがえります。
子供の頃から自然を敬愛していたガウディは、教会の厳格な雰囲気を和らげるために、聖堂部分を森のようにイメージしたと言います。木々に見立てた柱はまるで白い杉林のようで花形の窓にはめ込まれたステンドグラスは、色鮮やかで自然光を受けてこの世の物とは思えないほど美しく輝いています。
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