modern Drivers

黄金週間突入も、自宅でボぉ~っと引き篭もり。既に脳の細胞組織は軟化していてもおかしくないお年頃で、かつ、凝り固まった考えを、環境の進化に合わせて自在に変幻させる柔軟性は失われている。軟らかくて柔らかくないおぢさんですが、モダンウッドを三兄弟と認識してしまった結果、今のところ末っ子のクリーブランドに一番手をかけてしまうのです。
modern Drivers
相変わらず気を抜いてしまうとヘッドが返ってこない状態で、右へ飛び出したまま返ってこない。レンジでしばし三兄弟を楽しんだ結果、アキラはシャフトのしなりを感じさえすればっていうポイントを抑えたし、ヘッドをC03に変えたマスダも、バイメトリクスのハイブリッドの特性通り、切り返しをゆっくりしさえすれば低めのティーで心地よい球筋を見せる。やっぱり、クリーブランドのアッタスが、日によって違うアマチュア調子なわけです。

ボールの位置を変えたり、体重移動のタイミングを変えてみたり、インパクトのイメージを体の正面から左足の前にしてみたり。ダウンの軌道を外目から入れたり、内外でも打てる要領はないかと探ってみたり、とにかくいろんなことをしてみたんです。これもいつもご指摘いただく通り、何かをしてみようとすればうまくいかないのがこのブログ主のスタイル。んじゃ、このモデルのスタンダードは何ってぇと、左で引っ張るマン振りなんです。結構球数を打った後だとかなりきついスイングですが、そこんところは上体の力が抜けて丁度良い感じだった様子。
modern Drivers
ただ、ラウンドじゃそうもいかないよねぇ。上がり3ホールが調子いいってぇのと似た状態だ。ただ、いくらか経験の小引き出しをため込んできたように、インパクトの音がいいところを探ると、ヒール目で打ってフェードを意識する。でも、それじゃ音はいいけど、手応えは良くない。センターか、トウ寄りを意識すると球筋は現代風になるけど、音がよろしくない。ボールを打って気持ち良いというのは基本で言うなら、手応えが良くって音が気持ち良いうえに球筋が思った通りってぇ事。クリーブランドは手応えと音が反比例するんですね。手応えが良いと音がよくないし、音が良いと手応えがよくない。もちろんミヤザキシャフトの時のポッコォ~ンってぇ音とは比較にならないほど変わりましたが、変わったからこそ、さらなる上を期待しちゃう。
modern Drivers
時間がゆっくりあったレンジだったんで、2-3球打って、フェイスを綺麗に拭き、ボールマークを確かめつつ振りまわしてみた。これで、やっぱり音とインパクトの位置の関係ははっきりしたんですな。思った通り、ヒール目で音が良くって、センターからトウ寄りでは弾く音じゃない。

この音というポイントでは三兄弟の内、マスダが最もお気に入り。金属が弾く音ですな。アキラも同じカテゴリーですが、当たり損ねた時はこっぱずかしい音になる。これこれってぇ打点を探る楽しみがあるわけで、気持ち良い基本を実現する楽しみがある。クリーブランドは、そんな意味で言うなら、気持ちの良い音ってぇのは期待できない条件なのかもしれません。っていうか、インパクトの音ってぇのは個人の趣向なわけで、以前オーディオ関連に従事する方とお話したのですが、いい音という感覚は個人の感覚であって、10人中8人でも納得するいい音というのは存在しないというのです。
modern Drivers
それは、音場の作り、すなわちどこで聞くかによるのですが、これをクルマの中と限定しても同じ結果。8人がまぁ、仕方ないかというレベルの音を作ると気にいらなかった2人と、8人の内の5人はヘッドユニットを変えるんだそう。スピーカじゃないところが面白いのですが、その結果、個人が思う良い音に変わったかというと、ヘッドユニットを変えたことで納得するという心理的な話になったんだそうです。生理的、物理的に言うと耳の形が同じという人がいないのと同じで、様々な耳が集める音は、同じ音源でも鼓膜に到達するときには別の音になっているということらしい。

まぁ、インパクト音なんてもんはそんなに繊細なもんじゃないでしょうが、一度女子トーナメントを観戦に行ったとき、練習場でのインパクトの音が聞き慣れないもんで、デカヘッドでも金属が弾く音を出している選手は一人もいなかった。
modern Drivers
今のところ、持ち主として納得しておく為に、クリーブランドの音は、その時のプロたちの音と同じ種類だったという事にしておきます。

cat