Honma PP-727

しばらくパーシモンばかりでしたが、ハンドルネームの通り、鉄モノに戻ってみました。まだパーシモンネタは山のようにあるのですが、振り回していないときは木目を数えて年輪を割り出していたわけでもなく、合板積層の数を数えていたわけでもありません。ん、待てよ、合板の数、数えてみても面白いかも、ってぇ冗談です。ま、ちょいと箸休め、鉄者も何かしていたみたい、と言うことで。

二鉄の話に所チョイチョイ顔を出していたホンマのPP-727。相変わらず組ませる相手が確定していません。マクレガーのMXカスタムも、シャフト延ばしたり、重いグリップ入れたり、なんヤカンや遊ばせてもらっているものの、これもラウンドへと持ち出す相手が確定してない。
Honma PP-727
改めて727だけ引っ張り出してきたのは、お察しの通り、セット物を手にしてしまったからですねぇ。727は長い事ウォッチリストに残ったままだったんですよ。ま、手に負えない衝動をうまく押さえ込んではいたのですが、結局ねぇってわけ。これについては多くを語りません。もういいや。

でね、早速届いたものを磨きながら観察していたんですよ。たまにお見かけする先達のブログに、PP-727はすでにいろいろと語られているようです。自身の前のめり程度では、そんな皆さんのご意見に敵う部分などなく、ただ、手にしたものを早く打ってみたい。いっちにぃのさんで、どんなことになる、ってなことだけ。といっても、ほぼ同じ時期の別モデルなわけだから、それぞれの違いも明確でしょ、ってなことも、既に二鉄の比較で書きとめてきています。つまり、なぁんにも新しいことはないかもね。
Honma PP-727
ただ、自身的には新しい発見があって、観察した記録を留めておこうかなと。

今更ですが、PP-727ってぇのは717737、たまに117ってなPPシリーズの1モデルであったわけで、117は従来のFEシリーズのあとを受け継ぐモデルで、717はマクレガーの985スタイル、マクレガー趣味から無理やり727を表現すればミュアフィールドのイメージがあって、737は最も低重心な、でも、80年代後半のプロモデルの代名詞のひとつともなったモデルなわけです。737は体育会系大学出身の若いプロたちがこぞって使用していたことからも、一躍プロモデルのホンマというイメージを構築し、ホンマの路面店には初心者は入ることを躊躇する様にまでなったのです。今の昭和通り、マッカーサー通りが突き抜けたあたりにお店があって、その先のスポーツロードの周辺に路駐するのは難しかったのですが、こっちの店の前にはいつでも路駐ができた。でも、行かなかったね。
Honma PP-727
話がそれてゆきますが、海外資本になったホンマが、今の皆さんにどんなイメージなのか理解していませんが、古い経験のあるおぢさんには、腕自慢専用のスコア主義ブランド。その本流を作ったのがPPモデルだと理解できるのです。

以前から調べていても、737のいろんな記事やコメントは今でも多く見かけるのですが、727については公式の資料が少ない。上と下に挟まれた次男として、ひときわ目立つでもなく、ことさら愛でられるでもない。現役のころのジャンボ3兄弟のジェットですな。

現在のツアーワールドの717とか727は、きっとこのころのモデルコードを継承しているのでしょうね。ってぇことは、次は737だね。
Honma PP-727
んでね、今回手にしたモデルの話。二鉄にはホーゼルにメイドインジャパンの刻印があります。セット物にはない。さらに二鉄にはセルにレジ番が入っているのですが、セット物にはない。だからって、何か意味があるわけでもない、ただ、そんな事実。

一般的には手の込んだ方が初期で、徐々にコスト削減。手をかけなくなる。するってぇと新しいのがセット物ということになるのかな。

でも、おやまぁ、これは、ってぇのがトップラインの削り。二鉄にはフェイスとトップラインにはなんとなく角があるのですが、セット物はそこが大きく面取りされて、見方によってはアドレスの景色がかなり違う。
Honma PP-727
つまり、フェイスが上むいているようなイメージが演出されています。解り難いのですが、トウの光の反射が違うでしょ。

へぇ~っと思って、ツアーモデルの刻印付の737を見たら、特に意図の感じられない通常の面取り仕上げ。二鉄のホーゼルのメイドインジャパンの刻印は違うもんだな。ツアーの刻印の無い717はホーゼルの刻印がなくて、フェイスには角がある。

それぞれ年式のモディファイだろうし、何しろホンマさんのやることです。これって、例の職人さん違いってこともあるのかもねぇ、なぁんてボケボケ写真を撮りながら楽しい妄想は続いていたのです。

ま、今回もやっちゃったってぇことで。