Hagen Crenshaw 2 iron

数多のアイアンを手にしている中で、自身の頭の中ではとりあえず整理はついていると思っていて、こんなの持ってたっけ、ってなことにはなったことがない。パーシモンのケースでは、ドライバーは確実に覚えているんですが、そのセットのフェアウェイウッドについては、現物を見に行かないと、クリークの3本セットだったか、バッフィーの3本セットだったか、なぁんて事はたまにある。ブラッシーがあるモデルは確実に覚えてます。そのくせ、昔の会社の社員の名前がたまに出てこないこともある。顔は覚えてるんですけどね、コミュニケーションが絶たれるとそんなもんだと思うのですが、それって、やばいのかな。

ってぇ話じゃなくってぇ、自身の金物は使い倒すことを前提としていますから、数あるセットには、今までX100なるシャフトのものはありませんでした。打てませんもん、そんなモデル。
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時に興味深いモデルがちらりと見えても、腕自慢の元にあったと思われるモデルは、Xシャフトに換えられたりして、それには手を出しようがなかった。だから、X100の金物は今回が初めてというオチになるのです。でも、硬さで言えばプレシジョンの6.5とかもそんな硬度らしいんですが、そっちは躊躇ないんだナァ。なぜだか素人が考えてみれば、重さの問題なのかも。

ま、Xシャフトと言えば、最近のスーチャックがトライゴールドのX。それを振り回していることで、Xシャフトへの遠慮が薄れてきているのも事実でありますが、突如として現れたヘーゲンのクレンショウモデルの二鉄が、X100だったわけですよ。スーパーターニーのM95Rのカーボンシャフトも、逆の意味で同じ判断なんですが、ヘッドさえあれば、今時ならなんとでもスペックの調整ができる。ま、スーチャックみたいに、オリジナルシャフトのフィーリングってぇのが、結果としてモダンシャフトでは再現できないこともあるのですが、多くの自身の範疇ものであれば、ダイナミック、ダイナミックゴールド、それにプレシジョンってぇカテゴリーばかりですからね。
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オリジナルに価値があるとする考え方もありますが、使ってこそ価値があると考えるものであって、使いやすいようにアジャストできるのならばした方がよろしいと考えます。たまにセルが引っかかりますけど、そりゃ別の拘り。

モノとして交換が利くものがあるのなら、大事なことは趣味の範疇としての財布事情に合えば最高なんですナァ。ま、いっか。

でね、X100を振り回してみたんですよ、ジョーフィリップスのプロ1と一緒にね。ま、こうして見れば、両方ともバックデザインはこの時代のウィルソンそのものであって、JPプロは、国産企画の様子です、本国モノではウェッジだけなんですネェ。調べて分かりました。75周年モデルとも似通ったバックデザインですが、この3つのモデルはソールの形と、フェイスの大きさに大きなコンセプトの違いがありました。ま、ここに持ってでなかった75周年モデルは89年モノ、JPプロ1はもうちょい前らしく、詳しくは分かりません。
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T1399のクレンショウモデルは90年あたりとも思うのですが、これも詳しくは資料がない。マルマンのスイングカスタムもバックデザインは同じ様に見えるのですが、これは73年のモデル。それだけの長い間、スタッフモデルと言えば、このイメージのようですが、今回のモデルは概観してみれば同じ様な時代のもので、当世流のアレンジと言うよりも、そのモデルとしての志向が違うってぇわけですな。

ま、それはそれとして、持って出たのはJPプロとクレンショウモデルの二鉄ナわけで、ソールの厚さやホーゼルのテーパーは顕著に違います。んで、まずはX100が打てたのか、ってぇテーマ。はっきり言って打てました。たまぁ~にね。
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スーチャックのおかげで、Xシャフトの感覚は初めてではないものです。でも、素人感覚でいうと、なぜかXシャフトって、グリップが太く感じるんです。実際に太いのかもしれませんが、ついているグリップは、当時の一般的なスイングライトで、ジャンボサイズではない。と言うよりも、普通に持っているときは太さを感じないのですが、振り回すと太く感じる。なんすかね、これ。

自身のグリップが頑張る結果のか、うまく打とうとすると、そう感じさせる何かがあるのか。とりあえず、端っこの番手なんで、今回はいくらかでも打てるという事実が分かったことで、これで良しとしておきます。フルセットで打ってみる時には、また違った観察結果になるかもしれませんが、XシャフトをS300にするまでもない、ってぇ事がわかったと思い込んでいるので、まずはメデタシ愛でたしで。

そんなんじゃないんだろうナァ、ほんとうは…。