DAIWA Advisor 7000

アイヤぁ、冷え込みますなぁ。朝方、肩が寒くて目が覚めた。昔からの掻巻とかに、先達の知恵を感じるものです。

さぁて、無理やりとも思えるTM-201の二鉄の相方として迎えた、アドヴァイザー7000を、レンジへと持ち出してみました。夜の部屋の中で見るのと、お天道様の下で見るのとでは、やっぱり印象が違いますよねぇ。TM-201のヘッドはほんとに小さい。92年のチョイスのアイアン特集では、取り上げたモデルの中では、ブリヂストンの倉本モデルについでヘッドが小さいなぁんてコメントがある。続いて、フェードをイメージした様々なデザインてぇことになっています。

それを理解して、従来からこれを振り回すには、ほかのモデルと違った意識が確かに必要でした。それは意図的にヘッドを返す意識で、初心者の頃にイメージした長い番手は右手を返す、ってイメージ。今のスイングで、そんなことしたらみんな左へ引っ掛けていくのですが、この二鉄を打つときだけは、やっぱりそれが必要だったんだな。
DAIWA Advisor 7000
アドヴァイザー7000に目を移してみれば、オーソドックスなイメージで、比較すれば長めに見えるブレード。ヒールで打つのならヘッドを返すイメージは殺しておいたほうが良さそうです。

打ってみれば、案の定、その通りなわけで、R400のシャフトってぇこともありぃ、右手はあまり活躍させてはならないようです。と言って、古典的に左で引っ張るには高さが出ない。あくまでこの時の調子でね。いつものようにマクレガー的なスイングを試してみるんです。やっぱり毎回調子の違うアマチュアですから、以前と比較することは、時として意味がないのですが、R400でありながら、結構マンぶりできるんですね、これ。

通常R400のシャフトだと、かなりゆっくりと振らないと、左へ巻いてくることが多い。でも、マン振りで右へ打ち出していくと、そこそこのドローで戻ってくる。まぁ、楽しくなってしまうモデルです。ダイワのDNA的に、左へ引っ掛けないようにする、何らかの仕掛けがあるんじゃないかって、勘ぐってもみるものです。それってぇライ角じゃね、なぁんて考えてみると、つまらない事実なんですけど、なにかヘッドのデザインコンセプトで、そんなところがないか、観察もしてみました。
DAIWA Advisor 7000
TM-201を別にすれば、7000はヘッドが意外と大きく見えますねぇ。デビッド・グラハムのDG-273に通じるハイクラウンで、かつヒールも高いイメージ。ヒールの高さがそんなことになるのかな。それと、ソールを見てみるとリーディングエッジがネック際でグッとえぐれていて、それからオフセットの方向へ伸びていく。でも、これは引掛け対策ではなさそうですね。オフセット処理のデザイン。

結果、アドレスした景色からすれば、シャフトのセンターからリーディングエッジが伸びているように見える。フェイスプログレッションがゼロといったイメージですな。するてぇて、ここんところは、アマチュアにはとても打ちやすいデザインですかね。
DAIWA Advisor 7000
TM-201との比較に戻れば、そのヘッドの大きさだけには、顕著な違いがあっても、詳細なシルエットからすれば、やっぱりブランドの共通点がある。サイズが変わるだけで、球筋のコンセプトがこうも変わるもんなんですなぁ。ただし、本格的には、ライ角の確認もしないとイカンですけどね。

本音を言うと、やっぱりスーチャックの重くて、振り回すに癖のある印象を引きずっていると、このアドヴァイザーも、扱うには気楽なモデルに見えてきちゃう。実際にはそんなことないとも思うのですが、トッかえヒッかえで、常に比較対象があると、その特徴が特に大きく見えたり、逆に主張している場所が、影を潜めてしまったりするものです。だもんで、いま自身が思うように、このアドヴァイザーモデルも、それほど簡単なカジュアルモデルではなくて、本当なら、癖ではないけれど、きっと特筆するべき特徴があるはず。今のところそれが見えていないかなぁ。
DAIWA Advisor 7000
R400のシャフトでマン振りして左へ行かない、ってのは自身にとって新しいポイントですが、ライ角を確認する意外、目で見る観察ではそれが分からんかった。アドヴァイザープロに続いていく何かがあるはずなんだなぁ。

んで、結局TM-201との繋がりはどうなんだってぇ考えれば、同じブランドのコンセプトは一貫していそうって事。TM-201は左へは行かせないっていう特命があるモデルなんで、ヘッドが小さいし、それなりのモディファイもあるんだね。でも、その基本は、この7000も同じ素質があるように見えたってぇのが初レンジの感想ですな。グローブライトとは一切関係ない話。そのうちライ角を見てもらいましょう。スーチャックも、それがキーかも知れないしね。