週末を控えて、今日も早く戻りました。テレビをつけたら、今日のWBC、録画のニュースかと思ったら、まだやってた。面白いゲームでしたね。巨人大鵬卵焼きよりも、ちょっとだけ若い世代です。ロッテのホーム球場が、南千住にあった東京球場でしたよ。おっちゃんに連れられていったことを覚えています。そこで食べたホットドック、美味しかったなぁ。

ファンの皆さんは興奮冷めやらぬ時間でしょうが、今日のお話を冷静にしてみましょう。こないだから、いろんな数字の話をしてましたよね。虚しくなりながらも、なんとなく数字を並べてみたんで、なんか実りのある総括が出来ないか、考えて見ます。

長いの短いの、高いの低いの、重いの軽いのなんてやってみたわけですから、こじ付けでも、なんかあるでしょ。ということでみてみると、縦横を掛け算して、長方形の面積を出してみました。ヒールの低さを全く無視して、その投影図がすっぽり収まる広さで比べてみたらどうでしょう。いわゆる、顔のでかさが分かってくるんじゃないかなぁ。尖がりトウのイメージも、ヒールが低いからそう見えたりするわけで、ヒールの低さを無視する訳にはいかないとは思うのですが、単純に、ブレードが長くて高さが高かったり、その逆だったり、印象と違うときには、それを探って、見え方でこんなに違うんだって、発見をして見ましょか。
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ということで、異端児として計測モデルに入れていたワイスコフの、ゴールドクラウンモデル、これは、堂々の一番顔がでかいで賞に輝きます。

単純に異端児扱いせず、ちょっと観察してみるなら、ホーゼルの低いことで、そのウェイトをフェイスに展開しているのかなぁ、なんて見えるのですが、例の年式違いと思われる2I、こちらのホーゼルはしっかりと高さがあります。もしそちらの年式であれば、顔がでかくて、ホーゼルも高いモデルって事になるんですが、さらに2-30gも重くなるわけで、扱いにくそうなモデルになりますよね。
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ん~、これを知ってしまうと、改めて2Iを振り回してみたくなります。ヒールのドットの数が一つ足りませんから、いくらかフェイスが小さくなっているのは間違いないですね、番手なりのサイズの違いということも出来るのですが、なんともいえませんね。でも、実際に意図されたものだとすれば、ホーゼルを短くしただけじゃないって事にもなりそうで、まぁ、職人さんか、デザイナーさんが熟考したモデルということには違いない、ということになります。

一連のゴールドクラウンモデル、というか、あまり系列だてた資料のない、アイアンマスターとか、レジ番号で700だか、070だか、ゴールデンベアーにもかぶっているモデルに、いろんな試行錯誤があるのかも知れませんね。このあたりも深いもんだ。
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その次に顔がでかいのは、ヘーゲンの59年でした。印象の通りです。

三角定規的なフェイスは、写真を取る時も、バックの中で、ヘッド同士の当たり具合が、かなり絡まっていた印象ですから、でかいという結果に納得です。フェイスがでかいってこたぁ、もしかしてスポットもちょいと広いって事にもなるんですかね。確かに、一点集中的なバックデザインではないですから、そうなっても良さそうですし、周辺重量モデルの大きなフェイスは、それを謳っているものがたくさんあります。ま、ちょいと重くて、ドリルドスルーホーゼルでありながら、それほどホーゼルは低くありません。トウの尖りとバランスが取れているんでしょうか。1959年の製造でありながら、ちょっとだけ現代にも通じるアイデアが盛り込まれていたのかもしれないなんて考えちゃいます。
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それから、ダイワのDG-273が続くのですが、ん~、やっぱりこのモデル、でかい顔していたんですね。初めて手にしたときは、そんな印象があったのですが、カジュアルに使っていくうちに、不思議と大きさを意識しなくなったんです。

それはきっといろんなところの見た目、バランスの問題なんでしょうね。ヒールの高さや、ホーゼルの見え方、もしかしたら、渋い色合いのシャフトもそんなところに影響しているのかもしれません。
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数字ではでかいほうに属する結果ですが、スーパーターニーのM95Rや、ファウンダースのS200と顔のでかさは、そう変わりません。大きな違いはホーゼルの高さが低いこと。

M95Rも、ファウンダースも顔がでかいなんて印象は全くありませんでしたから、視覚的にそう認識させる効果がホーゼルにはあるのかも知れませんね。
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でもやっぱり、ヒールの低さですよね。そこを確認せずしてあまり決め付けてはいけません。

までも、これから測るのは面倒なので、このままダラダラいきます。

しゃもじに見えたバイロンネルソン259や、オリジナルターニーブレードは、その高さが低いということで、ブレードは確かに長いのですが、大きな顔というカテゴリーではなさそうです。
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これ以外のモデルたちは、現実には、同じような数字となるんで、たいした発見はなかったんです。

ミュアフィールド、SS、初期型VIPVIP復刻版、クラシック985、ヘーゲン54年、アシックス0881や、ベスターS-10M85オリジナル、と面積という数字にすれば、その顔のでかさはほぼ同じということにもあります。やっぱり、実のある括りにはならなかったかぁ。
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数字って、時として面白いのですが、感情的に興味を広げているものに、数字を持ってくると、斜めからその結果を見てしまう。

いいジャン、別にそんなのって、いろんな経験をしちゃいましたからねぇ。

ゴールデンベアーのモデルまで興味を広げてしまったという結果には、危機感を感じていますが、それより何より、ワイスコフのこのモデル、きっちりリシャフトして使って見る事が先決ですよね。でも、この茶色のセルも、洒落ているんだよねぇ。

特に樽型の研磨が、いまどきの職人さんにはない技だったりして。おぉ~、興味がまた別の方向へ…!