10.12 ユネスコ無形文化遺産 題目立
いよいよですね。(というか、すばらしかったです!)
都祁の題目立
上深川集落で宮座入りした数え17才の少年たちによる語り物芸です。
直前にユネスコ無形文化遺産にも指定され、大変な注目も浴びておりました。
都祁までは、後輩3人もいっしょに、奈良歴史ミステリーハンター☆鈴木 尚 さんの車に乗せていただきました♪
しかも現地では、NPO都祁の方に案内をしていただけることになっていまして。
本当に至れり尽くせりのツアーで!
夕方、観光客が行き交う奈良のまちを出発し、一路都祁へ。
針インターで夕食後、NPO事務所へ行き、八柱神社のある上深川地区まで同行していただきました。
冬のような寒さのなか、八柱神社はちょうちんが灯り、明るい雰囲気でした。
すでに行事を見に来た人も多く、賑わってました♪
地元の方からぜんざいとお茶も振る舞っていただきました。
温かい心遣いですよね('-^*)/
観光客も多く、大変だったろうに本当に親切にしてくださいました。
長老の道引唄を唱和しながら藁筵の道を渡って舞台へ進みます。
竹垣で囲った板敷き舞台が設けられ、いよいよ題目立が始まります。
演目は“厳島”
平清盛が太政大臣に就任したのは厳島明神のおかげであることを述べ上げるものです。
ほかにも“大仏供養”、“石橋山”が残されていますが、ここ数年は“厳島”だけが演じられており、“石橋山”はもう100年以上も演じられてないそうです。
神主さんが「一番 清盛」、「二番 小松重盛」といった具合に、謡う人の役名を読み上げていきます。
ここで鑑賞する方も多かったです。
演じるのは地元の少年ですから!ふつうにカラオケで歌うようなポップな題目を唱える子もいましたが(笑)、清盛などは張りがあって節回しも上手く、いい声をしてました。
それにしても、およそ2時間。
こんな長丁場を、少年たちが大きなセリフ間違いもなく、よくこなしていました。
さて、人口減少化の社会で、地元の少年たちだけでいつまで続けられるのか不安は残りますが、伝統性を尊重するという意味では意義深いことだと思いますね。
それでいながら、地元の方がぜんざいを振る舞ってよそからのお客さんをもてなすのは、大変ありがたい行為だと思います。
本当に貴重ないいものを見せてもらいました。
そして、案内してくれたNPOの皆さん、車を運転してくれた鈴木さん、本当にありがとうございました!
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