「映画 中村勘三郎」 @東劇
映画の冒頭、舞台の袖で出番を待ちながら舞台を見つめる勘三郎丈の後姿を見るなり涙が滲んできた・・・
勘三郎襲名興行の歌舞伎座で、松本で、地方の芝居小屋で、浅草で、NYで、ベルリンで・・・、熱狂と興奮の大きな拍手に迎えられる勘三郎丈・・・涙がぽろぽろ溢れてくる・・・
嗚呼・・・
ずぅ~~っと夢を見続けて、死ぬまでいろんなことをしていきたい。
あちらこちらですすり泣きの気配。
中村座の忠臣蔵の、義太夫に合わせた勘平の稽古風景、勘九郎さんや七クン、お弟子さんたちへのダメ出し、十一段目の兄弟の凄まじい立ち廻りを観て、あらためて・・・嗚呼、今の歌舞伎座、もっとゴージャスだったろうなァ、と溜息。
勘三郎の小屋になったはずの歌舞伎座で、勘平や法界坊や団七や俊寛・・・魅了してほしかった・・・
嗚呼ァ。