さようなら鶴の湯 @文京区
本駒込駅から駒込病院の方に向かって、
猫道のような細い路地に入り、突当りの左側。
昔ながらのお湯屋さんの佇まい。いいなァ、こういうの。足繁く通いたいのに・・・来年1月2日の朝湯でおしまいだなんて・・・・。
廃業するお湯屋さん、それぞれご事情がおありだと思うけど、鶴の湯さんのケースは知らないけど、耐震補強に迫られ、工事費を工面するより廃業を選ぶことも多いんだとか・・・
ちなみに鶴の湯さん、浴槽の上だけでなく浴室入口上部の合せて2カ所に富士山のペンキ絵がある。小さな湯船に浸かり、正面、入口の上の富士山をぼんやり眺めてると、ゆっくゥり心のコリがほぐれてく。
子供の頃、銭湯に行くことはなかったのに懐かしい気分になるのは、記憶に刷込まれてる昭和の意匠のせいかな。
お風呂場のお婆ちゃんたちは、汐見小学校で起きた事件についてさかんに噂話。
社交場が無くなっちゃうと、お婆ちゃんたちもお淋しいだろうな。
ともかく鶴の湯さん、90年間お疲れ様でした。