さて、一つ屋根の下、多くの利用者さん、複数のセラピストがいる。
そして周りには介護職員、看護職員、生活相談員がいる。
この空間でリハビリを行う。
非常に贅沢な空間だと思う。
この空間の中で行うリハビリの強みとは何だろうか。
先日、施設でこんな一幕があった。
車椅子を押しながら歩く利用者さん。
その方を後ろから介助するセラピスト。
それを見た他のセラピストが一言。
「後ろに神様がついてるよー。」
それを聞いた他の利用者さんが一言。
「貧乏神だな。」
周囲が笑いに包まれる。
周囲の視線が歩行中の利用者さんに向く。
さらに頑張る利用者さん。
自然と集まる職員達。
これこそがデイで行うリハビリの強みと思った。
もちろんこの一幕はほんの一例だと思うけど、
情動をくすぐるリハビリは、他の者の情動もくすぐる。
それがさらにその方の情動をくすぐる。
この相乗効果がデイで行うリハビリの強みと思う。
いい意味で周囲を巻き込むセラピストになりたいものです。
Android携帯からの投稿