遠野市文字放送と手話

遠野テレビは2000年8月に設立されたケーブルテレビ局。加入世帯は約9,000世帯、加入率約84%。社員20名ほど。制作陣は当時5名、画面に出て話せるスタッフは2名。
3.11、地震の揺れを感じた瞬間から、遠野テレビの取材カメラは回っていた。カメラで局舎内を撮り、町中に出てレポートしている。
停電のため3/11の14:46から13日19:35まで放送中断。停電解消後すぐに本田市長から市民への報告を20:15から行っている。生中継を13~25日の13日間に、42回行っている。
本部長報告を毎日3回(9:30~、14:00~、20:30~)
震災関連ニュース(18:00~)

13日から文字放送による情報提供を行った。情報登録件数は25日までに75件。
17日20:30から、手話通訳付き放送開始。手話サークルの申し出があり実施。毎日20:30から。大事な情報は手書きのテロップなどを持って参加。
(以上「月刊ニューメディア2-2016」記事から引用)

この文字放送内容、被災後に実際に流されたもの。
視覚的に情報提供されること、重要です。
また、どんな情報が必要になるか、必要になったかがわかります。

手話通訳付き放送も、国内でさきがけとなるもので、大変貴重な実践です。
記事画像とともに引用し掲載しておきます。