
12/17に大分県聴覚障害者センターで開催された、全国聴覚障害者情報提供施設協議会第5ブロックの研修会にお呼びいただきました!
難聴者、中途失聴者の理解とその支援、という大きなテーマをいただき、人的物理的にできることを中心にいろいろお話させていただきました!
施設長や職員のみなさん20名近くでしたが、積極的な質問が何度もあり、内心タジタジしながらお話させていただきました。夜もご歓待いただきありがとうございました!
写真撮影はできなかったのですが、画像はデモで使用したUDcastです。
UDcastについてはこちらをごらんください。
http://udcast.net/
NPOメディアアクセスサポートセンター(略称MASC/マスク)さんからお借りしました。
「絵の中のぼくの村」をPC上で再生しています。
手前にはUDcastをダウンロードしたiPodがあります。それぞれ右から日本語、手話、韓国語表示しています。
PCで再生した音声に反応して、画面のタイミングにあわせた日本語字幕、手話、韓国語字幕を表示してくれるものです。
音はそんなに大きくないのですが、iPodをPCから3mほど離しても、きちんと再生してくれました。

エプソンの眼鏡型HMD「MOVERIO」です。こちらにもUDcastを入れてあります。
劇場でこのシステムがあれば、眼鏡型HMDごしに映画の字幕を楽しめるわけです。

メガネごしに字幕が表示されます。撮影するのがちと難しいのですが、スマホでむりやり撮影してみました。字幕が表示されているのがわかるでしょうか。

実際にはもっと大きな文字で、はっきり見えます。42インチテレビの字幕を1.5m離れて見るくらいの印象でしょうか。視線の先に字幕がついてくるので、視線移動も少なくすみますね。
字幕の輝度も調整できるので、はっきりさせたり暗いところでは目立たないように薄くしたり、ということができます。もちろん周りの人には見えません。
このシステムがあれば、映画館も大きな負担なく字幕上映、音声解説(視覚障害者向け)ができるので、バリアフリー上映につながること、非常に期待しています。MASCさんでは経済産業省助成事業で、今秋実際に上映されている映画館で評価実験を実施したところです。