出演：ムン・グニョン、パク・シフ、ソ・イヒョン、キム・ジソク、キム・ユリ、ハン・ジニ、シン・ソユル、パク・クァンヒョン、チェ・ソンジュン、クウォン、ヘジョン、チョン・インギ、イ・ジョンナム、キム・スンス、ユン・ソジョン、ナムグン・ミン
ハマるまではいかなかったですが、なかなか面白かったです。
パク・シフが好きな方は、いろんなパク・シフが見れるのでお勧めです。
壊れたキャラから得意の切ないパク･シフまで堪能できる作品です。
ただ、私は個人的にキム・ジソクの役に惹かれました。
通常のドラマだと恋愛に発展しそうな感じもする位置にいるのですが、恋愛感情ではない情が生まれるという新鮮な役柄も面白かったです。
ソ・イヒョンの役も、ムン・グニョンと高校の同級生で男を取りあい仲が悪かった二人が、ライバルではなく不思議な友情で進んでいくというストーリーも意外でした。
このドラマは、何も考えずラブコメとしても見れるかもしれませんが、かなり哲学的要素が大きい作品だったと思います。
貧富の階級の違いによって、その人物の考え方の根本をつく台詞の数々。
そして、このタイトルの元となってる「不思議の国のアリス」の意味。
みなさんは不思議の国のアリスの最後を知ってますか？
このドラマでムン・グニョン演じるセギョンも言ってましたが、アリスは夢から覚めるというエンディングだと思ってる人が大部分ですよね。
実はそのアリスを膝枕していたアリスの姉もアリスが見た夢の中の登場人物が出てくる夢をみるというエンディングなんですね。
ここでこのドラマの最終回につながる印象的な台詞がありました。
タミホン(キム・ジソク)がアリスの最後をセギョン(ムン・グニョン)教えるシーン。
タミホン「アリスを起こした姉が再び夢を見ます。だけど完全に夢を見るわけではないんです。目を半分だけつぶっているんです。夢の中で不思議の国に来ていることを半分だけ信じているってことでしょ。また目を開ければ現実に変わるのを分かっていながらも...」
セギョン「アリスのお姉さんは大人のようですね。違うと分かっていながらも半分信じて生きるということ。それが大人ということのようです。」
不思議の国のアリスの作者はこの物語をいつまでも維持してほしいという願望から最後のエンディングをこのようにしたのでしょうが、こういうとらえ方も面白いなと思いました。
私の好きなナムグン・ミンは最初のほうに出てきます。役柄はかっこ良くないけど、相変わらずモシンネ
では壊れたパク・シフのＭＶとKPOP STAR出身ペク・アヨンちゃんが歌うＯＳＴ「足ながおじさん」で作られたＭＶを貼っておきます。