根の深い木 | チェミッケ サルジャ

チェミッケ サルジャ

韓国関連の記事を勝手気ままに語っているブログです。
ドラマの感想や評価は、何年も前に見た作品は感想が少なめとなってます。
好きな俳優も多いですが、お気に入り俳優・注目俳優は山ほどいるので、少しずつ書いていきたいと思います。

【根の深い木】★★★★★★★★(8コ)
出演:ハン・ソッキュ、チャン・ヒョク、シン・セギョン、ペク・ユンシク、チョ・ジヌン、ユン・ジェムン、パク・ヒョックォン、ヒョヌ、キム・ギボム(SUPER JUNIOR)、チョン・ジェホ、ソ・ジュニョン、シン・ソユル、キム・ギバン、ソン・オクスク、イ・スヒョク、シン・スンファン、クォン・ソンドク、イ・ジェヨン、チョン・ソンファン、アン・ソクファン、チョン・ダビン、チョ・ヒボン、カン・サン、キム・ヒョンス、チェ・サンウ、ヨ・ジング、ソン・ジュンギ

史劇って全く歴史を知らなくても楽しめる作品と知ってるほうがより楽しめる作品がありますが、これは知ってたほうが良い作品ですね。
ただ前もって言っておきますが、韓国の史劇はかなり湾曲されているので、こういうドラマを見て本当にこういうことがあったんだぁと思わないように!
湾曲されているのになぜ歴史を知っていたほうが楽しめるのかというと、出てくる人の多くが韓国の歴史に名を残している有名な人だからです。
ドラマでの行動を見ながら、この後この人物がどんな歴史を築いていくかを知ることによって、違う見方も出来るんですね。
というわけで役名が紹介されるたび必死で検索しました。

ストーリーはハングルを作った世宗と秘密結社「ミルボン」の内からや外からの戦いですね。
宮内にも「ミルボン」がいるわけなんですが、彼らとしても彼らの信念があって戦っているので、簡単に善と悪に分けられないとこがあるんですよ。
前半では「ミルボン」のトップが意外な人物だったり、宮内の「ミルボン」の存在が明らかになっていって面白かったです。
それと共に「ミルボン」内でも少しずつ考え方が違ったりして、それぞれのキャラが生きてました。
そして後半は駆け引きしながらの、戦いに惹きつけられました。

世宗は今までいろんなドラマに出てきましたが、イメージとしては真面目でやさしく誠実で頭が良いというような印象だったのですが、この世宗は違くて新鮮でした。
もちろん基本的な部分では、さっき言ったような性格なのですが、汚い言葉も使うし、自分の考えが正しいのか何度も迷っては周りの人たちの助言によって信念を強く持つようになっていくという今までになく人間らしい王様でした。

そんな時には弱々しく、時にはカリスマを放つ難しいキャラを完璧に演じていたハン・ソッキュ。やはり只者ではないですね。
表情一つでゾクっとする場面も何回かありました。

それに対する「ミルボン」のトップもかなりのカリスマでした。(ネタバレになるので誰とは言えないけど)

そういう意味では、チャンヒョクの存在感が後半になるにつれ薄くなったような気がします。
もちろんメインキャストなので出演シーンも多いのですが、私的にはシン・セギョンのほうが演技的にも場面的にも印象に残るシーンが多かったです。

それから少しの出演なのに印象的にだったといえば...
チェ・サンウ、ヨ・ジング、ソン・ジュンギ、ソ・ジュニョンですね。
チェ・サンウとヨ・ジングはチャンヒョクの少年時代なんですが、ジングなんてほんのちょっとしかシーンがなかったですが、出てきたときのインパクトは凄かったです。(私がお気に入りだってのもありますが...)

チェ・サンウも上手い子役ですね。

ソン・ジュンギは世宗の青年時代なんですが、元々大人しく父の太宗の言うがままだったが、太宗とは違う信念が芽生え、その信念を太宗に爆発させるまでに至る演技は凄かったです。

そしてソ・ジュニョン演じるのは世宗の5番目の息子、廣平大君。
ハングルの作成を手伝ってきて世宗のよき理解者でもあったのですが、これまたゾクっとする演技を見せてくれてインパクトを残しました。

静かな内の戦いから、激しいアクションシーンまで見所も多く、反転の多いストーリー展開で毎回ドキドキしながら楽しませてもらいました。