関西大学Ａリーグ 最終節 同志社大学ｖｓ大体大 ２０１３．１１．２３（土）西京極球技場 １４：００キックオフ。大学選手権に出場するためには負けられない大体大、２位以上は確保しているものの、勝って優勝への望みを繋ぎたい同志社。
立ち上がりはやはり大体大の気迫が上回っていたのか前半１１分大体大のトライを許す。立ち上がりに相手にトライを許すケースが多い同志社、このあたりの修正は必要だと思う。
この後は、木村洋紀選手、林真太郎選手の両センターを中心にボールを動かす同志社が相手陣に攻め込み、相手ペナルティから前半１７分、２３分、ペナルティゴールで６－５と辛うじて逆転する展開。
このあと今年の同志社を牽引してきた新人のフランカー末永健雄選手がゴールに飛び込んだ際の負傷退場が痛い。何とか軽症であることを祈るしかない。
攻める同志社、プレッシャーを受けながらも粘り強い大体大のディフェンスが光る。この膠着状態から田淵慎理選手がうまく抜け出し、バックス陣が繋ぎ、最後に決めたのはキャプテン秋山哲平選手のトライでした。
渡邉夏燦選手の難しいコンバージョンも決まり１３－５、大体大の反撃を凌いだ同志社リードで前半を終了した。お互いミスでチャンスを潰すシーンもあり後半をどう修正できるかがポイントだと思った。
後半先にスコアしたのは同志社、頼りになるルーキー、右ウイング松井千士選手のナイスランで大きくゲイン、フォローしたキャプテン秋山選手のトライが光っていた。
後半１６分ＰＧで加点した同志社が２１－５とセーフティーリードかと思われた。大体大はここで開き直ったのか、交替で入った伊尾木選手（１８１ｃｍ、１２０ｋｇ）の勢いのあるアタックでリズムに乗り、キャプテン竹内選手のトライで２１－１２と追いすがる。
さらに後半２２分大体大、モールからのロックの突進で簡単にゴールを割る同志社、得点は２１－１９とわずか２点同志社のリード。このあたりの時間帯は同志社のディフェンスがエアーポケットに入ったと思われた。
大学選手権の出場を決めている同志社、８０分間緊張を途切れずに戦い続けられるかが課題ではないでしょうか。メンタルなのかフィジカルなのか、今後の課題として前向きに捉えて欲しいと思います。
点差はわずかに２点、祈るような気持ちで見守る同志社ファン。安心して見ていられるチームにはまだなりきれていないようです。しかしお互い負けられない一戦、意地と意地とのぶつかり合い。
同志社と大体大はかつて関西大学ラグビーの地盤を築いてきたライバル校、こうでなくてはと思う反面もありました。ＦＷで攻め込む同志社、必死のタックルで粘る大体育大、後半３５分、狭いサイドを潜り込んだ左ウイング宮島裕之選手の貴重なトライで２６－１９と突き放す。
今日は同志社大学野球部の友情応援もありました。同志社ラグビー部、監督＆マネージャーも戦況を見つめている。
このあとのキックオフ、あっという間の出来事でした。瞬く間に大体大キャプテン竹内選手のトライ、ゴールも決まりホントあっと言う間に２６－２６の同点に追いつかれました。
この後はお互い勝ち越せるＰＧを失敗し２６－２６引き分けで終わりました。同志社にとっては大学選手権に向けて大きな課題を残す結果ではないでしょうか。
しかし幸いにも同志社は大学選手権に駒を進めることができる。今日の課題は明日の課題！選手達は今日の試合を見直して課題をフィードバックして欲しいと思います。
大体大のナイスファイト、ナイストライにも拍手を贈りたいと思います。同志社は課題を残しましたが、今日はまだ負けていない。
あっ、この後、大学選手権出場の激励会に参加して来ました。その模様はまた明日・・・。