5月5日“同志社ラグビー祭”メインイベントとして開催された同大Vs京産大のオープン戦!
京産大は関学他何試合かをこなしているが、同大にとっては新チームになっての初戦!
春シーズンの幕開けになります。
このどん底から這い上がるべく、新監督に宮本勝文氏が就任し、さぁどういうシーズンを迎えられるのか。
この日のラグビー祭、それまでの楽しい雰囲気とはまた違った緊張感が漂う中で、このゲームを迎えました。
キックオフ!選手達も、さすがに緊張しているのか、動きが固い中でのスタート。
そんな中、4年生になり副将となった正海君の華麗なステップでのロングゲイン、同じく副将 日野君の突進でフィフティーンが我を取り戻した感じでした。
今日のスタメンは①張②日野③鳴海④廣佐古⑤平岡⑥於保⑦金本⑧西林⑨下平⑩加藤⑪小林⑫長井⑬西田⑭趙⑮正海でした。
SH下平君の動きも今日は良かったと思います。
SO加藤君も無難に司令塔役を果たしていた。
続いてゴール前FWの頑張りでトライ。さらにモール攻撃から出たところを正海君が持ち込んでトライ。左ウイングに入った小林君のトライ、さらに右ウイングの趙君のトライ。
正海君の動きに安定感が出てきましたネ。副将となってチームを引っ張っていくという意識がその表情からも見て取れる。
牙を剥いた正海選手はチームに取っては頼りになる存在です。
同志社高校出身3年生の西林君はWTB、CTBをこなすバックスの選手でした。
このFWへのコンバートが吉と出るのか興味が持てるところ。
ここ3年ほどで178cm、100kgにビルドアップした体躯はFWとしては申し分のない感じです。
この日は、モールでも核となり、後半にはサイドアタックから一本トライを取るなど、もはや板に付いた活躍ぶりに、早々と合格点をあげてもいいのではないでしょうか。
これからがますます楽しみな選手ではあります。
ラインアウトは金本君のキャッチャーが安定している。運動量も豊富な彼の存在はとっても大きいと思います。
滑り出しは上々ではないでしょうか。前半の終盤は京産大のスクラムを中心とした連続攻撃を、ゴールを背負って防ぎきったディフェンス力も評価してもいいと思いました。
さぁハーフタイム!同志社大学応援団チアリーダー部“CHEERINNG ANGELS”のステージです。
ハツラツとした彼女達の演技は一服の清涼剤!
彼女達の笑顔と迫力のある演技から発せられる勇気のパワーに、選手もファンもいつも魅了されています。
彼女達も選手に負けず劣らず、日頃から厳しい練習を積み重ねてきた成果なんでしょうね。
この日もアクロバチックな演技が見事に決まり、お祭り気分を最高に盛り上げてくれました。
素晴らしい演技に、こちらも心から拍手を送りたいと思います。
さて後半。どうしたんでしょうか、急に同志社の足が止まった。前半の終盤からの京産大のスクラムにかなりFWが体力を消耗させられたのでしょうか。スクラムは3番に入った鳴海選手。彼は最後までよく頑張っていました。
でもこのスクラム。どうも京産大のスクラムワークに翻弄されている感じ。このあたりは今後の課題でしょうか。ラグビーはやはりスクラムが肝心ですね。
それと80分間を走り抜くスタミナをつける必要があるかも。
FWコーチに就任された山神さん、堂守さんのご指導に期待いたしましょう。
それとハーフタイムのチアーリーダーのステージの後方を見てください。演技にも目もクレズ、ど真剣にミーティングに取り組む京産大の面々。31-0とやられてかなり喝が入ったのではないでしょうか。
後半は目の色が変わった京産大にスイッチが入ったと感じました。
後半はSO三原君を中心にしてアグレッシブに攻めてきた京産大。
ラグビーはやはりメンタルな部分が大きいのではないでしょうか。
一方、前半大量にリードした同志社。ホッとした気持ちと、少し受けに廻った感は否めませんでした。
後半は同大12-19京産大。終ってみれば同大43-21京産大の結果でした。
でもまずは1勝。後半の課題はまた持ち帰って修正してくれるでしょう。
次は5月15日“関西ラグビー祭り”で早稲田との対戦が待っている。今はまだ、早稲田とは格段の力の差があると思います。でも“結果を恐れず、堂々とアグレッシブな攻撃的なラグビーを展開して欲しい”。
今年のキーワードは“Trust”チームを信じて、仲間を信じて、ファンも皆んなを信じて、付いていきましょう。
頑張れキャプテン“西田悠人”、体を張った君のプレーは常に心を熱くしてくれる!