(タイトル長くて、文字数制限にひっかかったので、ちょい省略してます。申し訳ない。)

なんとなく、なんですけど、こっちでバンドTシャツを着ている人を見ると、やっぱりね、とか思います。
何がどう、やっぱりね、なのかよく分かりませんけど。やっぱり、そう思う。

先日、屈強な、というか、デカい白人が、日本のバンドのTシャツを着ていたんですよ。
そのバンドの名は「MELT-BANANA」。

と、いうことで、しばらく続くであろう、Silver Plattersで購入したCD編。


MxBx 1998/13000 MILES AT LIGHT VELOCITY / MELT-BANANA
ニッポンのオンガク in シアトル

メルトバナナは、アメリカで最も有名な日本人バンドのひとつで、CDはこっちでもバンバン売ってます。

このアルバムはライブ盤で、60日だったかな?の全米ノンストップツアーのうちの一公演なんじゃないかと思いますが。タイトル的に。
アンダーグランドシーンの最重要人物のひとりである、ジョンゾーンのレーベルからのリリース。ここのレーベルからは、日本のアンダーグランドのバンドのCDが、かなりの種類リリースされているので、そのうちもっと見かけるだろうな。

実はこのCDの時期にドラムとして参加している「大島」さんとは、ここ2年くらいで知り合いまして。
「WATCHMAN」のソロ名義で、9月にはCDもリリース予定。ほかにも、数えきれないくらい多くのユニットに参加しておられます。大阪で自分の主催していたイベント「BAZOOKA DISCO」にも何度もライブをお願いしました。「WATCHMAN」としてのライブ活動は、BAZOOKA DISCOをきっかけに、一気に活発化されまして、たった1年くらいの間に怒濤の展開が続いておりますので、アメリカでCDを買ったり、ライブを見たりする日も、そう遠くないような気がしています。メルトバナナに関しても、「OSHIMA」というクレジットのあるCDを厳選した結果、このアルバムを購入したんです。つまり、アメリカではじめて手に入れた、知り合いの参加しているCDということになります。

話を現在のメルトバナナに戻しまして、さきほどオフィシャルサイトを見てみたら、、、、なんと!11~12月にUSツアーをやるという情報が!具体的な地名とかは一切書いていないけど、シアトルにも、きっと来てくれると期待しております。それが叶えば、アメリカではじめて見る日本のバンドということになります。

あ、そうそう。

来週はシアトルの街中で開催される「Bumbershoot」というフェスティバルに3DAYS参加するつもりです。
特に目的のバンドがいるわけでもないけど、こちらでライブを見るということ自体がはじめてなので、かなり楽しみです。
ちょっと前にこんな記事を読んでしまって。

音楽CDが死んでいく時代
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20090811_308311.html

ここに書いているアメリカのCD事情は、確かにその通りだな、と思います。
この国の発祥であるはずのタワーレコードもバージンメガストアも、もうこの国には存在しません。
代わりに存在するのがAmazonだったりiTunesだったりします。(Amazonの本拠地はシアトルです)
店頭でCDを探すという行為が、日本よりも遥かに難しい状況になっている。
シアトルという比較的都会でもこの有様。もっと田舎に行くと、目も当てられぬ状況でしょう。
ネット配信やネット通販に頼らざるを得ないのは、もはや仕方無いことなのかもしれません。

「ニッポンのオンガクをシアトルで探す」

という自分に課した命題は、すぐに限界に行き着くのではないか。
ニッポンのオンガクをアメリカのiTunes Storeで買っても、何の実感も湧きません。


そんな気持ちを抱えつつ、Silver Platters というレコード屋に行ってみました。

三店舗あるうちの、Seattle-Queen Anneという店舗です。
シアトルの通天閣こと、スペースニードルの近くでした。




店に一歩入った瞬間、何か曇っていた気分が、一気に晴れたような、そんな感覚。震えさえ覚えのです。

もう、この店さえあれば、ほかはいらない。
なんで最初にここに来なかったんだ。

そこまで思えるくらいの強烈な広さと品揃えでした。
選べど選べど、次々に出てくる「ニッポンのオンガク」。

まずは第一弾。

BOMB the ROCKS / the 5.6.7.8's
ニッポンのオンガク in シアトル-BOMB the ROCKS / the 5.6.7.8's

こんなバンドも、ちゃんと売っているんですねー
日本を代表するガレージギャルバン、the 5.6.7.8's、通称「ゴロッパチ」です。

ゴロッパチは、実はイカ天にも出演したことがあるらしいですが、どうやらこちらでは映画「キルビル」に出演していたバンドとしても有名のようです。いや、自分はキルビル見ていないんですが。

このCDは、どうやらベスト盤っぽい感じのようで、大阪のTIME BOMBレーベルからのリリースです。
ジャケットは、かのロッキンジェリービーン氏です。上記写真には値札貼っててあれですが、ちゃんと見たけりゃ、買ってね。

ロッキンジェリービーン氏は、自分が大阪でやっていたライブイベント「BAZOOKA DISCO」にも遊びに来ていただいたことがあったり、このアルバムでライナーを書いているキングジョーさんとも、DJで何度かご一緒させていただいたことがありますし、さらにはシアトルのライブハウス「クロコダイルカフェ」でのオフショット写真も載っていたり、なんだかこのCDには勝手に親近感が湧いてしまいます。

日本のガレージ系は、アメリカでも人気あるバンドがけっこう多い印象です。


つうことで、しばらく続くシルバープラッターズ編。次回更新をお楽しみに。
どうやら、我が家のポストにクラブのフライヤが入っていたようで。

ニッポンのオンガク in シアトル

Satohi Tomiie 、トミイエサトシ、富家哲

文字通り、世界中を駆け回るハウスDJです。
キャリアの割に、オリジナルの作品がびっくりするくらい少ないのですが、まさにハズレなし。
自分は「FULL LICK」というアルバムが大好きなのです。「INSPIRED」なんて、名曲すぎて泣ける。

ホントはDJばっかやってないで、オリジナル作品作ってよー、と言いたいところなんですが。

まだトミイエさんのDJって見たことがなくて(って、そんなことばっか言っているような気がしますが)、ぜひ行ってみたいのだけど、この THE LAST SUPPER CLUB ってのが、ドレスコードがあるようなタイプのクラブのようで、ちょっと躊躇してしまいます。ボクにはちと、敷居が高い。