2024.03.31 横浜スタジアム

横浜DeNA 1 - 5 広島


初回に先制も大量得点のチャンスを逸したことが最後まで響く試合に。

2回に1点返され、3回に田中のソロで逆転を許すと、その後は互いに凌ぎあいが続いてしばらく0行進。

1点差であればどこかでチャンスが来ると信じて観戦をしましたが、8回に落とし穴。

上茶谷が制球に苦しみ、3安打と1四球に加え、佐野とオースティンの送球エラー2が手伝って3失点。

そのまま反撃することも出来ずに、厳しい敗戦となりました。


 

2連勝して意気揚々。

動じることなく、大きく構えて野球が出来る環境でしたが、終盤の8回に守備の乱れが続いたことで失点を重ねました。

8回の顛末

概要

一死1,2塁のピンチで堂林がレフト前ヒット

レフトの佐野が前進守備だったことから、2塁ランナーの野間は三塁ストップ。

ところが佐野が中継せずにバックホーム。

これが一塁方向へ逸れ、キャッチャーの伊藤がダイビングキャッチを試みるも捕球できずミットで弾く。

すかさず野間が本塁突入。

弾いたボールはオースティンのいる方向へ転がり、慌ててオースティンが拾ってすぐさまバックホーム。

ところがホームには誰もおらずに今度はボールが三塁ベンチ方向へ。

これを見て一塁から三塁まで進塁してきていた小園が本塁へ。

 

ファンとしては怒りを通り越して笑いが出てしまうような、そんなプレーでしたね。

フォロー

しかし、これ何度も見てみると、まあ仕方がない部分もあるかなと。

自分がこのグラウンドでプレーしていたらどうだったか、なんてことを考えてしまいました。

 

レフト佐野の送球は暴投ですし、野間は早い段階で三塁ストップしていたので、バックホームする必要もなかったといえばその通りですが、やっぱり基本的にはバックホームしちゃいますよね。

で、それが暴投になって、それを捕球にいった伊藤光がミットで弾くわけですが、そのすぐ後ろには上茶谷がいたので、一生懸命プレーしたことが仇になりました。

更に拾い上げたオースティンも送球の必要はなかったのですが、ここも焦ってしまいましたかね。

ホームのベースカバーに誰もいないことを確認せずに投げてしまったこと自体NGではありますが、この慌てた雰囲気にのまれてしまったという形でしょうか。

 

これらの流れは全て上茶谷が作ったと言える思いますし、もちろん、バックはそういう投手を援護するのが役割ですので、次回以降のためにこの教訓を生かしてほしいです。

 

結果的に、もっと意気揚々と戦える状況にあったはずなのに、と私は言いたいですね。

 

試合のターニングポイント3選

この試合は流れを掴めなかったターニングポイントがいくつかありました。

初回、1点取って尚も二死満塁で追加点無し

初回、相手先発のアドゥワの制球が定まらないところに3安打と四死球2つで1点取って尚も二死満塁のチャンス。

しかし最後は伊藤光がレフトフライに倒れ、結局1点止まり。

あるいは初回で勝負を決めることが可能だった場面で押し切れなかったことは後ひ響きました。

1点ビハインドで迎えた6回裏、二死1,2塁で代打松尾

6回まで2失点でまとめてきた大貫に二死1,2塁という状況で打順がまわりました。

同点、あるいは逆転も可能な状況で三浦監督は代打に松尾を指名。

彼にとってはこれが一軍公式戦が初出場。

プロとしての初打席として、このシチュエーションが正しかったか。

もちろん、松尾を見れることで私は期待はしましたし、ウキウキもしました。

ここで打ったらヒーローだよな~と。

もしかしたら三浦監督もそういうロマンを求めてしまったのかも。

冷静に考えれば、右のサイドハンド気味である益田でしたので、左の代打をあてたいところでしたが、昨日から楠本がベンチから外れていたんですよね。

8回表、一死一塁からの三振ゲッツーを逃す

8回からマウンドに上がった上茶谷が先頭の野間にヒットで出塁を許します。

続く田中が送りバントの構えをしているのに対し、上茶谷が必要以上に時間をかけすぎたでしょうか。

田中がバント出来ずファールとするも、上茶谷も制球が悪くカウントは3ボール1ストライク。

更に田中がここで更にバントをファールしてフルカウントに。

互いにもたつく嫌な流れ。

フルカウントとなったことで広島はエンドランに切り替え、ここで上茶谷の高めから入る変化球に田中が手が出ず見逃し三振。

伊藤がすかさず二塁へ送球、ところが左にやや逸れてタッチが間に合わずに野間の盗塁を許しました。

タイミング的には確実にアウトが取れるプレーでした。

この当たりも何となく田中の打席でモタモタしていたことでリズムが狂ったと言えばそれも一因。

ただ、ここで確実に盗塁を刺せていたら流れがベイスターズに来ていた可能性は高かったです。

 

次は京セラ、もう一度自分たちの野球を!

8回に佐野とオースティンの大ボーンヘッドとも言えるべき送球エラーが連発してしまったことが直接の原因でしたが、試合全体で相手にペースを握られていた感が大きい試合でもありました。

1番の度会が今日は5打数0安打と沈黙でしたね。

この男が出ないとこれだけ攻め手を欠くのかと思ってしまいます。

初戦と二戦目がどれだけ彼にペースを作ってもらっていたか分かります。

 

月曜日の休みでリフレッシュして、次カードである京セラでの阪神戦に備えてもらいたい。

そろそろ佐野、牧辺りで勢いを作ってもらいたいですね。

ルーキーにばかり目立たせておくわけにはいかないでしょう。

 

もう一度切り替えましょう!