2017.05.21 横浜スタジアム

横浜DeNA 0 - 4 巨人

痛恨負け越し

借金4

今永、調子良すぎて「丁寧さに欠けた」

先発の今永のボールは走っていました。

ストレートが内角に決まり、変化球はボール一個分いつもよりキレていました。

特にストレートは巨人打線も手を焼いていた様子。

そのストレートを誇示するかのように三振を奪いまくっていましたが、逆にあまりに調子が良すぎて、打たせてとる姿勢がみられないなと懸念もありました。

 

今永が3回につかまります。

トントンっと2アウトをとったにも関わらず、長野に死球を与えてしまい不用意なランナーを出してしまいます。

つづく2番立岡に高めに浮いたストレートを捉えられセンターオーバー。

絶好調をにおわせる立ち上がりを見せながら、先制点を献上してしまいました。

 

更に4回、なんと4安打を集められて3失点。

先頭マギーに右中間フェンス最上段に直撃する二塁打。

その後、下位打線である石川、中井にも連続長打を浴びてしまいました。

打たれたボールは全て高めに浮いた球。

それをライト方向に持っていかれました。

 

本人からは「調子が良かった。大胆になりすぎて丁寧さがなかった」というコメントが出されました。

 

この試合、結果的には田口と1点を巡る手に汗握る投手戦を演じなくてはならない状況だっただけに、丁寧さに欠けてしまったというのは残念。

私も今永に関しては前回登板の中盤以降からかなり良いボールが来るようになったなと感じていましたので、今日あたりからは好投すると考えていましたが、逆に大胆になりすぎてしまいましたか。

 

投げているボールは春先よりも格段に良くなっているので、次回こそ、チームを勝利に導く好投を期待します!

 

巨人田口の好投を助長させた攻撃

 

2回の攻撃。

一死から宮崎が初安打となるレフト前ヒットで出塁。

抜群の立ち上がりをみせた今永を生かすため、そして好投手田口の出鼻をくじくためにもここは何かを起こしたい。

戸柱のカウントが3ボール0ストライクとなり、何かが起こる雰囲気が漂い始めました。

この戸柱の打席はこの後の試合の様相を決定づけたかもしれません。。。

結果はカウント3-1から打って出てショートフライ。

このカウントから打って出るという行為はチーム方針を考えれば当然。

そして、田口の今日の全球の中でも、トップクラスの激甘なコースが入ってきました。(珍しくストライクを取りにきたボール)

もう1球待つも手段、バッティングカウントから強攻するのも手段。

そういう意味ではここは強攻を選択して、打ち損じたということになります。

この打席は本当に大きかったと思います。

ランナーを動かすことも出来ず、続く松本もサードゴロに倒れて攻撃終了。

得点に至らずとも、田口には必要以上に球数を投げさせておきたい攻撃でしたが、淡々と終わってしまいました。

 

0-4で迎えた6回の攻撃。

この試合唯一のチャンスとも言えるシーンでした。

先頭の倉本がピッチャー強襲のヒットで出塁。

桑原のサードゴロの間に一死2塁とし、石川が内野安打で繋いで一死1,3塁。

ここで3番の梶谷、4番ロペスというチームにとって最も期待出来る打順。

しかし、梶谷は自分の打撃をさせてもらえず、田口の術中にまんまとはまってショートゴロ併殺打。

一瞬でチャンスが潰えてしまいました。

 

試合を作る上での投打の共同作業

 

結局、今永が丁寧さに欠けて巨人打線に集中打を許してしまったことも敗戦の要因ですが、田口を完全に調子に乗せてしまったのも打線の粘りのない淡泊な攻撃だったとも言えます。

投打の歯車というのは、こういうところでも必要になるということですね。

 

PS

借金4となりました。

このところチーム状態は悪いですね。

まず、先発がなかなかゲームを作れない、作ってもリリーフが壊す・・・

攻撃陣はチグハグでロペス頼みの状況が続いています。

この辺りも、別記事でじっくりと見ていきたいと思います。

 

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