2015.08.30 横浜スタジアム
横浜DeNA 8 - 4 広島
鯉黙らせる一撃
嶺井がとどめの2ランホームラン!
モスコーソが大乱調の立ち上がりでいきなり2失点。
どうなることかと思ったこの試合。
対する広島先発の戸田に簡単にアウトを積み重ねる始まり方は、もういつものダメなベイスターズの典型でしたね。
誰がその後の乱打戦を想像したでしょうか。
3回に、先頭の嶺井がヒットで出塁、モスコーソが送りバントをしてまずは1点狙いにいく格好。
1番に起用された桑原が良い当たりをするもサードライナーに倒れ、2アウト2塁。
ちょっと状況は厳しくなりました。
が、なんとこの後、白崎から梶谷、筒香、ロペス、バルディリスらが6連打で一気に5得点!
久々に出た集中打でビッグイニングを作り、試合をひっくり返しました。
このまま一気に勝ち切ってしまいたいところでしたが、、、、
モスコーソもピリっとせず更に1点失いスコアは5-3。
5回からマウンドに上がった須田が2イニングを投げて1失点でスコアは5-4。
ジリジリと追い上げられる中、7回は三上。
満塁のピンチを迎えますが、ここは何とか無失点に切り抜け、あとはエレラと山崎に託す形になりました。
が、この後、頼れる男の一発が状況を変えました。
7回裏。
1アウトからロペスがレフトスタンドへソロホームラン。
広島がどんなに攻めてもなかなか得点できなかったその裏、ロペスが一振りで1点とってしまった事実は試合を大きく動かしました。
2アウトとなったところで、今日一軍にあがったばかりの内村が四球を選び出塁。
バッターが嶺井ということもあり、得点の可能性は非常に低い。
その中でスチールを慣行!
いや~、いいですね~内村の走塁は!
この盗塁成功、中畑さんの目にはどう映ったっでしょうか。
既にロペスの一発で意気消沈しているピッチャーの一岡。
このスチールで完全に集中力を削がれたか、2ボールとなったところで嶺井に投げたストレートはあまりに甘い高さへ。
これを嶺井が思いっきり叩き、打球はグングン伸びていきます。
まさか、まさか、まさか、、、、、、
ヒットでなんとかもう1点とは思っていましたが、、、、
誰がこんな結果を予想したでしょうか。
嶺井の一振りは、追いすがる広島を黙らせるには充分な結果となりました。
第3号、2ランホームラン!
スコアは8-4。
この一振りは酷使気味だった山崎を温存させるにまで至り、8回エレラ、9回長田でゲームセット。
モスコーソがヘロヘロで、打線もまったく打てなさそうな感じだったので、舌打ちがとまらないゲーム序盤んでしたが、打線の力で勝利を手繰り寄せました。
また、再三にわたってピンチはありましたが、リリーフした須田、三上もよく踏ん張りました。
■気になるオーダー、2番は内村がいい!
このところ、ロペスが絶好調なだけあって、得点ポイントがはっきりしてきています。
ただ、気になるのは今日のオーダー。
1番桑原、2番白崎というところ。
桑原は非常によいバットの振りと集中力を感じたので、討ち取られ方の内容も悪くなく、最後にヒットも放っています。
白崎はヒットは出ましたが、やはり2番としては能力不足。
ここは私は今日途中出場した内村を起用してもらいたい!
守備位置はセカンドで。
彼のスピードはやはり相手にとっては脅威。
今日のスチールは目を見張るものがありました。
投手一岡が警戒不足と観るやスタート。
ボール二塁に到達する前にもうスライディング。
また、後逸したボールを見て判断良く次の塁をとろうとスタートを切ります。
しかし、カバーが入ったところを瞬時に気付いてすぐに帰塁しました。
ベースランニングの能力という意味では梶谷よりも荒波よりもはるかに上。
攻撃的な走塁が相手のかく乱を生んでいます。
いつもベイスターズが他球団からやれていることを内村はやっていました。
こういう選手がいるんですから、チームの歯と歯の間に噛み合わせる選手として必要だと思います。
宮崎使いたい気持ちも分かりますが、今は内村のような存在が絶対に必要なんです!
チーム全体の攻撃の形を作って欲しいです。