2015.08.28 横浜スタジアム

横浜DeNA 6 - 3 広島

HR2発で連敗脱出!

その影に下園の全打席出塁劇

初回の攻撃でファールで粘って四球を選んだ下園がチームをけん引!


3回に筒香の満塁ホームランで先制。

5回にはロペスの2ランが飛び出し6得点。

先発の三嶋は初回から球が走っていながら2失点で5イニングどまりだったのが悔やまれますが、それでも6連敗中の中、決死のリレーで相手を振り切りました。

チームが放ったヒットは14本。

にも関わらずホームラン2本のみの得点とは少々物哀しいですが、そのホームランがしっかりランナーが溜まった状態で出ていて、筒香、ロペスという打つべき人が打ったという意味では攻めの形は良かったと思います。

では、なぜこの日はチャンスに主軸に巡ってきたのか。

それは紛れもなく1番に起用された下園が全打席出塁したことにあります。


初回、ファールで粘って四球を選ぶあたりは流石。

持ち前の彼の選球眼を生かしての出塁で柳田のバントで2塁へ。

ランナーが2塁に行けば、守備陣形も代わり、投手も心なしか球一個分高くなるもので、その後の梶谷がタイミングを狂わされながらライト前へ運べたのも低めへ投げ切れなかった福井の甘さもあったでしょう。

1,3塁で4番5番へ渡せたという意味では上位打線の役割はひと先ず終了。

ここで一本出なかったのは仕方がないこと。

(まあ、梶谷のヒットで下園本塁突入も出来そうなタイミングではありましたが・・・)


下園は3回。

三嶋を一塁に置いて、三遊間へうまく流し打ち。

ショートがセカンドベースよりに構えてていた分、内野安打になりました。

これも三嶋とは言えランナーが1塁に居ればショートも多少セカンドベースに寄るのがセオリー。

送りバントや内野ゴロ併殺に備えていますからね。

そこから梶谷が四球を選んで筒香のグランドスラム。

まさにこの下園の内野安打は値千金でした。


続く4回には今度はボテボテの三塁ゴロが内野安打。

更には6回は思いっきり叩いたボールが詰まり名がらもライト前へ。


4打席立って1つの四球。

ヒットは三本出ましたが、全て快心の当たりではありませんでした。

しかし、出塁した結果はチーム連敗脱出に果てしなく貢献したと思います。


なんせ、このところのベイスターズは出塁が出来ません。

出塁できないから相手投手も苦しんでくれません。

結果、いかに4番筒香と言えど打撃が苦しくなります。


かつて尾花政権では選球眼の良さから1番バッターに起用されていた下園。

まさに彼はアナライジングベースボールの申し子です。

もしかしたら今のベイスターズに一番欠けている部分かもしれません。

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