2015.08.15 マツダ
横浜DeNA 2 - 1 広島
三嶋力投!
マエケンと堂々投げ合い、7回3安打1失点!
多少荒れているくらいが丁度いい!
相手先発がマエケンという中で厳しい試合になることは必至。
ベイスターズは2カ月ぶりとなる三嶋が先発のマウンドへ。
マエケン相手に勝つためには、まさにこの三嶋がどこまで相手打線を抑えることが出来るか。
ロースコアのまま終盤に持ち込み、マエケンをマウンドから降ろす展開が理想。
そんな中、マエケンの状態はいまいち。
ストレートの走りもなく、ストライクボールもはっきりしており、変化球で三振をとれる様子もない苦しいピッチング。
2回にバルの2塁打、倉本のセンター前ヒットであっさり先制をし、まずは流れを手繰り寄せた。
三嶋は立ち上がりが勢いのあるストレートを投げ込み、広島打線のバットを押し込んでいきました。
ストレートで押し、チェンジアップ、スライダーで相手を翻弄。
たまに高めに浮いてくるストレートがありましたが、この日の三嶋のストレートは力があり、広島打線が空振りやファールを繰り返していました。
その高めのストレートを使った後には外角へチェンジアップ。
非常に効果的な組み立てを実現させました。
しかし、3回に2アウトから菊地、丸の連続長短打で失点。
これは痛かった・・・・
が、その後もペースを崩すことなく投げられたことは収穫。
1-1の同点のまま中盤へ。
マエケンは一向に調子はあがらないものの、さすが的を絞らせず、しぶとくピッチング。
徐々に相手のペースに引き込まれて嫌なムード。
しかししかし!!
三嶋が自身のピッチングで相手に流れを渡さない!
高城が適度に荒れたストレートを内角に要求し、相手打線を牛耳っていく姿は見ごたえがありました。
そう!
気がつけば、相手エースと荒くれ三嶋の白熱の投手戦が演じられていたんです!
7回裏の広島の攻撃。
いよいよ迎えたこのゲームの大きな転機。
2アウト1、3塁とし、打順がマエケンに回ったところで広島が勝負。
代打松田松山。
ついに三嶋が相手エースを降ろすところまでいきました。
後はこのピンチをしのぐだけ!
カウントはフルカウント。
もう、痺れるよ~
ここまで相手を牛耳ってきたストレートの球速は明らかに落ちていました。
最速で148キロだったストレートはこの松田松山と対戦するときには144キロがやっと。
しかし、続投を決めたベンチの期待を一身に受け、渾身のストレートを内角高めへ!!
松田松山が振り抜いたバットから快音が・・・・
「やられた・・・・」
ボールはライトスタンドへ向かって伸びていきました・・・・
が、フェンス手前で失速、梶谷がキャッチして3アウト!!
やった、抑えた!
三嶋が続投で抑えきった!
多少力が落ちていたストレートではありましたが、最後の力を振り絞った渾身のストレートが松田松山のバットをひと押ししたんでしょう!
その後、両チームとも決死の継投で試合は動かず、ついに9回突入。
広島は中崎を投入。
しかし、この中崎、ボールは速いものの、ストライク、ボールははっきりしていました。
1アウトから筒香がヒットで出塁。
ラッキーなパスボールで2塁に進み、ロペスがピッチャー強襲のヒットで続き1、3塁へ。
ここでバルディリスが三遊間を破るヒットで欲しかった1点を物にし、遂に9回で1点リードを奪いました。
最後は山崎が締めてゲームセット!!
苦しい苦しい試合。
結局野球はこういうものです。
相手投手が良ければ良いほど、先発投手がどこまで投げられるかにかかっています。
終盤に勝負を持ち込めば、あとはどっちが先に点をとるかの勝負。
前半戦に連勝していた頃のしぶとい勝ち方が出来ました。
相変わらず得点の仕方は連打でしか取れない嫌いもありますが、守り勝つ野球が出来たことは大いに結構!
相手広島は勝ちを計算して臨んだ試合でしたが、これでカード勝ち越しを掛けて3戦目へ。
3戦目にモスコーソが広島打線を牛耳ることが出来るかどうか!
どこでリードを奪えるか!
どこで継投をするのか!
互いに死力を尽くしたぶつかり合いを期待します!