2015.08.12 東京ドーム
横浜DeNA 7 - 8 巨人
猛追及ばず
投打の歯車がなかなか噛み合わない
ロペスのタイムリーで先制しましたが、今年の三浦は得点直後に失点するんだよな~・・・と観ていると、なんと4回裏に満塁ホームランを含む6失点・・・
同点、逆転までならばまだしも、大量失点(><)
4回を終わってスコアは1-6と一方的な展開。
しかしここからボールの走らない内海を攻め、5回に白崎のソロホームラン、6回に嶺井の2点タイムリー等で4-6とジリジリっと差を縮めていきます。
三浦の後を受けた高橋がこの日も安定した投球を披露し、6回を零封。
が、7回の守りで1アウトから立岡が内野安打で出塁したところで、なんと長田をマウンドへ。
片岡、坂本と右打者が続くところで右投手を、ということなんだと思いますが、高橋にこのイニングを預けても良かったのでは???
結果、片岡に内野安打、坂本の犠牲フライで2アウトながら1,3塁のピンチ。
阿部を敬遠で満塁。。
ここで5番長野に対してカウントを悪くしてストライクをとりに行ったところを狙われ、痛恨の2点タイムリー。
得点は4-8とまた開いてしまいました。
7回の攻撃。
巨人の高木から筒香が目の覚めるような強烈なホームランを右中間へたたき込み、再び反撃ののろしを上げると、たまらず巨人ベンチはマシソンをマウンドへ。
ところがこのマシソンが国吉級に荒れ模様。
ロペス四球、宮崎凡退のあと、なんとバルディリスに2ランホームランが出て、たちまちスコアは7-8となります。
クロスゲーム!
が、その後、更にマシソンを攻めたいところでしたが、代打の啓二郎が四球を選び、打順はトップに返って乙坂。
この日もヒット2本と活躍の乙坂でしたが、マシソンのストレートをピッチャー返し。
当たりは良かったものの、マシソンがガッチリキャッチして、残念ながらチェンジ。
ここ、攻めきれなかったな~
結局、その後は山口と澤村に抑えられてゲームセット。
大乱戦となりましたが、痛いゲームを落として借金8。
転落がとまらない状況です。
■攻めきれない
先制した4回。
1アウトの筒香の二塁打、ロペスのタイムリーであっという間に1点をとりましたが、その後にバルディリスが二塁打で続き、チャンスを拡大。
が、もうひと押しが出来ない・・・
■走塁の差、チーム打撃の差
今日も一番乙坂がブレイクして、2安打の大活躍。
凡退した打席も非常に良い内容でした。
が、チームとしては1,2番の連動が出来ていないのは変わっていません。
3回の攻撃、乙坂がヒットで出塁。
ここで盗塁をしかけますが楽々のアウト。
ここは一体なんの作戦だったのでしょうか・・・・
おそらくベンチのサインだっとは思いますが、乙坂の走塁技術はまだまだということが分かっていたはず。
なぜこのような作戦をとったのが、理解に苦しみますが、乙坂の脚力に期待したいベンチの気持ちも分からなくもありません。
結局2番バッターが試合を動かすことが出来ず、こういうお粗末な攻めになってしまうわけです。
今の状態であれば梶谷が1番を打って乙坂が3番に入った方が機能するかもしれませんね。
まあ、ちょっとそういった事案を試す余裕はありませんが。。。。
これに対して、巨人はこの1歩も2歩も上の攻撃をしてきます。
6得点のビッグイニングを作った4回裏の攻撃。
トップの立岡がヒットで出塁。
ここで鮮やかに盗塁成功。
2番片岡は内角のボールを無理やりセカンドへ転がして立岡は3塁まで進みます。
ここまで好投してきた三浦をジワジワと追い込んでいき、そうなると失投も増えるというもの。
これが組織的な野球なのです。
これが上位の強さなのです。
■打線が繋がったわけではない!!
今日は白崎、筒香、バルディリスにホームランが出て7得点しました。
しかし、決して打線が繋がったわけではありません!!
やりたい放題打っただけ!
本来なら序盤からもっと組織的に攻撃していれば得点力は増すはずなんです。
逆に普段からそういう野球が出来ていないため、エース級になると途端に点が入らなくなってしまうわけですね。
■痺れるゲームを期待します
ってことで明日の相手は菅野。
絶望的なシチュエーションですが、今日の7得点で打線はある程度固さがとれたかもしれません。
借金8。
また長い連敗の始まりかもしれませんが、ベイスターズ石田が菅野と堂々渡り合って痺れるゲームが行われることを期待します。