2014.09.14 東京ドーム

横浜DeNA 3 - 0 巨人

グリエル起死回生!

井納が踏ん張り勝利を導く

グリエルが驚愕の打法でチームを救う!

0-0で迎えた9回の表。

マウンドには巨人の剛球王マシソン。

巨人としてはこの9回を0点におさえて、サヨナラを目論む算段でした。

それに待ったを掛けたのは、キューバの至宝でした!


マシソンの甘く入ったスライダーを見事に捉え、打球は左中間席へグサリ!

30イニング続いた0行進に終止符を打つ、見事な先制ホームラン!

このグリエルのホームランは、グリエルの恐ろしさが詰まった打席でした。


グリエルは完全にストレートを狙っていました。

巨人の捕手小林はそのストレート狙いを嫌がり、マシソンにスライダーを連投させます。

それでもストレートを待つグリエル。


3球目。

スライダーが高めに入りました。


グリエルはストレートのタイミングで振りにいきましたが、途中で変化球に気付き、瞬時に体を反応させます。

既に体は開いてしまっていても、バットは出さずに我慢。

体の芯で我慢させ見事にスライダーにアジャスト!!

これが見事に決まって捉えることが出来たのです。


下の写真はインパクトの直後。

よ~く観てください。

グリエルの右足、完全に宙に浮いてますよね!


インパクトの瞬間はどうでしょう?

宙に浮いています。


とんでもない打ち方なんです!!


通常打者というのは軸足に体重を残すもの。

ところがこの打席では軸足が宙に浮いてしまい、ボールを迎えに行っている状態です。

日本ではボールを呼び込めという指導をするのが一般的ですが、グリエルにはそういった常識は当てはまりません。

来た球を打つ!

そのために身体能力がある!


もともとグリエルというのは体を突っ込ませて打つスタイルです。

体の前で捉えるということがストレートに強い秘訣。

基本的にストレートを狙っていますが、スイングの最中に変化球に合わせることが出来るのがグリエルの恐ろしいところです。


それにしてもマシソンの剛球が頭に入っていながら、この適応能力は常識を超えた驚愕の打法。


まさに驚愕の一本足打法なんです!

いや、逆一本足打法と呼ぶべきか!


このところ少し打撃の調子が落ちていたグリエルですが、こういったホームランが出るところは流石です。


チームはこの後マシソンを攻めて2点追加。

合計3得点。

最後は三上が締めてゲームセット。

3連敗でストップさせ、またもや首の皮一枚繋なげました。


いや~、それにしてもグリエルのホームランも見事ではありましたが、先発の井納も圧巻です。

今日は角度のあるストレートがビシバシ決まっていてまさに鬼気迫る投球でした。

監督も試合後のインタビューではそのあたりは評価していましたね。


その気迫は2番手の長田、そして最後の三上にもしっかり伝承されたのではないでしょうか!


苦しい苦しい展開ではありましたが、なんとか最後まで相手を0に押さえた投手陣には脱帽。

投手陣あってこそのグリエルのホームラン、そしてチームの勝利でした。


グリエル、驚愕の一本足打法、この打撃で何とかチームを勝利に導いていってもらいたい!!


PS

筒香、もう少し楽に行け!






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