2014.07.29 京セラ
横浜DeNA 9 - 1 巨人
攻撃の手を緩めず
16安打9得点で巨人を圧倒!
久保が7回1失点で9勝目


涼しげにマウンドからベンチに帰る久保。
初回のピンチを脱してからはテンポよい投球で巨人打線を翻弄。
筒香や梶谷のファインプレーも見事でしたが、これも投球テンポの良さから生まれたと言ってもいいでしょう。

この日の久保はそもそもストレートの球速がいつもよりあり、私が確認した限りでは146キロがMAXだったと記憶しています。
ストレートが走っているので低めへのコントロールを忘れない久保であれば問題ないだろう。
心配だったのはそのストレートで勝負し過ぎてしまうことでしたが、そこは久保。
自分を決して忘れない。
低め、緩急、外の出し入れ、見事なコンビネーションでした!

7回を投げた久保はこの試合の振り返りに、何点か課題をあげていました。

・野手に助けらた
・もっと長く投げなくてはならなかった

そして2回の送りバントが内野安打になった件は
「自分の目標はシーズンでバントミス0。既に1回ミスしているので、絶対に失敗出来ないという気持ちで打席に入った」

この人の先発投手のやくわりとしての意識の高さは投げることだけではないのです。
これが9勝という数字に繋がっているのでしょう!

今や巨人キラー。
ナイスピッチングでした!

今年初の荒波デー
年に数度ある荒波デー。
この人は一旦のると手がつけられない。
3安打4打点の大活躍でこの日のヒーローに選ばれました。



初回に先頭ランナーとしてヒットで出塁。
先制のホームはバッテリーエラーの間に脱兎の如くホームへ滑り込み。
2回にはチャンスでまわり、初球を叩いて2点タイムリー。
5回にはやはり初球を叩いて2点タイムリー。
こちらは外野の頭を越える長打でした。


ここ数日、黒羽根を中心とした下位打線でチャンスを作っての1番バッターが大切という記事を書いてきましたが、2回と5回はまさにその形。
下位打線で作ったチャンスをことごとく物にすることが出来ました。
今、ベイスターズの得点力は確変状態と言っていいでしょう。

筒香の行列な打撃
この日はヒット1本に終わった筒香でしたが、この打席は相手にインパクトを与えたことでしょう。

低めのボールをしっかり捉え、地をはうような弾丸ライナーがセカンドの左を抜けていきました。
センター前かと思いきや、この打球にセンターが追い付かず右中間を抜けていったのです。
圧倒的な打球スピード。
呆れたくなるような打球でした。
日本人選手のそれではないですね。

ソト&国吉が締め
最後の2イニングはソトと国吉が1イニングずつ。
正直この点差で二人の投入が必要だったかは疑問ですが、両者とも三者凡退。
ソトは9球、国吉が12球で三つのアウトをとり、あっさりとクロージング。

国吉は内野ゴロ3つのでしたが、このアウトの取り方は目を見張りました。
低めのスライダーをひっかけさせて内野ゴロ、なんてのが並みの投手の考え方。
でも国吉は違います。
渾身のストレートを投げ込み、それに振り負けて内野ゴロになっているのです。
バットに当たった時に「グシャ」っという音。
ボテボテのゴロになっている。
うん、いいじゃない!
これが国吉スタイルだ!!

この日のことは忘れよう!

巨人に快勝しました。
決してベストメンバーとは言えない巨人に対して完膚なきまで叩きました。
でも!!!

この勝利は忘れて2戦目!!

満足するな!

全て忘れてフラットな気持ちで、全力で立ち向かえ!!



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