2014.07.23 横浜スタジアム
横浜DeNA 3 - 6 中日
逃げ切り失敗
7回以降の継投が裏目で逆転負け

先発の高崎が初回につかまり2失点。
この中日三連戦に先発した山口、久保、高崎と軒並み揃ってたちあがりがうまくいかず。
そして、それは相手中日も同じで初回は点をとりあうという荒れ模様の三連戦でした。
これが夏の野球でしょうか。

しかし、高崎は徐々にペースをとりもどし、尻上がりに良くなっていき、気がつけば6回を投げて初回の2失点だけに押さえていました。

1点リードの7回。
高崎は6回までに95球。
2失点、打たれたヒットは8本も代四死球が1つというのが好投を演習。
無駄なランナーは許していませんでした。

どうする?
7回。

結果論を言えば、林へのスイッチがこの試合の明暗を分けたことは間違いありません。
林はコントロールに苦しみ、中日打線はほとんどなにもせずに勝手にランナーがたまってく状態。
この回だけで3つの四球を出し、2点を失い逆転を許しました。

林はここまでチームを支える貴重なリリーフ左腕として大車輪。
たまには失敗することもあります。
林は責められないと思います。

ベンチがもしも逃げきりを図って7回に林にスイッチしたとするならば、私は別の投手であって欲しかったです。
あそこで林を選択したのは大ケガしたくないというところ。
経験と技を持つ林が一番まとまっていることは想像に難しくありません。

7回のスイッチは、あきらかにこの1点リードを守っていくぞ!というベンチのメッセージも含まれており、野手陣にもそれは伝わります。
それだけに失敗してしまうとモチベーションは破壊されてしまい、ただでさえ打てない打線がまったく機能しなくなってしまいます。

つまり、何が言いたいかというと、あそこは高崎続投の決断をして欲しかったですね。
逃げ切り体制はまだ早い!という意味もこめて。

勝っている展開で投手交代は本当にリスクがつきまといます。
リリーフの調子だって投げてみなくては分からない。
試合の流れも変えてしまうのが投手交代。
これは大変勇気のいる決断です。
ある意味、正解ってありません。

この試合だって林が好投していれば、中畑監督の素晴らしい決断と褒め称えていたでしょうし。

しかし、林の乱調、更には大原も2失点している現状をみると、夏場を前にリリーバーがへばっているようにも見えます。

方針をかえ、7回までは先発の責任という基本方針を打ち立てたいのですが、いかがでしょうか。

ああ、それにしても、この中日三連戦。
グリエルがいたらどうだったか…



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